元貴Side
静かな一人だけの部屋の病室。
今頃滉斗は、学校に行ってて、勉強してるんだろうな〜。
最近は、採血とか色々しているおかげで、病状も安定してきている。
注射は大嫌いだけど、治すためにはするしかないもんね。
注射頑張ってる僕、偉くない??
それにしても、暇だな……
だから入院は嫌いなんだよね〜……
早く滉斗に会いたい。
元貴「んん〜〜……早く会いたいな…」ボソ…
午後4時。
滉斗「元貴〜!」
元貴「滉斗っ!!」
滉斗「あ、注射してるの?偉いね。」
元貴「んふ〜!痛いの嫌いだけど我慢してるの!」
滉斗「偉い偉い〜」
元貴「……、照」
元貴「あ、そうだ!滉斗、今度さ、一緒にお出かけしない??外出許可は一応出てるから、滉斗がよかったら、、……どうかな…??」
滉斗「え、そんなの全然いいよ?むしろ嬉しい。前、元貴体調悪くなっていけなくなったからさ。」
元貴「やった!約束ね!」
それから数日が経ち、滉斗と、デート?の日になった。
楽しみ、……人生で初めての、……デート…!
待ち合わせ場所で待つ。
でも、もう、5月なのに寒いにな〜……
上着着てきてよかった。
↓元貴のコーデ
滉斗まだかな…。
滉斗「元貴!ごめん、待たせた?」
元貴「ううん!大丈夫!」
滉斗「ごめんね、…?行こ 」
元貴「うん!」
時間が経って、午後1時。
帰ろうとした時、雨が降ってきた。
元貴「雨、…だ…、」
滉斗「まじか…」
元貴「今日、雨予報じゃなかったよね…?」
滉斗「うん、晴れだった。」
元貴「あ、でもぼく、折りたたみ傘持ってる」
滉斗「え、ナイス!」
元貴「ぼく、滉斗の家まで送ってくよ!」
滉斗「え、いいよ、俺は走って帰るし」
元貴「ううん!だめ!僕が送っていきたいの」
滉斗「〜、…///ありがと…?」
元貴「いいよ!たくさん迷惑かけたから、…」
滉斗「ありがと…元貴、」
元貴「ううん!いいよ!」
滉斗「ちょっと上がってかない…?」
元貴「え、いいの?」
滉斗「うん、今日親いないし。それに、時間まだあるよね…?」
元貴「う、…うん…!」
滉斗「入って、」
元貴「ぉじゃまします……」
滉斗「元貴、ちょっと濡れてる?」
元貴「あ、平気だよ!すぐ乾くと思う。」
滉斗「そう…?でも、着替え貸すよ。」
元貴「えぇ、そんな、いいのに……」
滉斗「俺の部屋行こ。」
元貴「ぅん……っ……」
滉斗「でかいな、笑」
元貴「んんっ……滉斗の匂いする。」
滉斗「……っ、…えろすぎる…」
元貴「えっ……//」
元貴「………っ…///」
滉斗「照れてんの…?」
元貴「て、照れてない!!」
僕は滉斗に近づこうとしたら、足が滑って転んでしまって。
元貴「あっ……//」
滉斗「……、」
ベットに滉斗を倒してしまい、いわゆる床ドン状態。
↓これ
滉斗「元貴、…?」
元貴「んっ…、でもね、…僕ね、……卒業までにしたいことでね、こういうのもしたいの。」
滉斗「、…え…?」
元貴「もし恋人関係になれたらって、思う時いつも思うの。」
滉斗「元貴……俺も一応男、…だよ…」
元貴「あっ……//」
滉斗は僕に覆いかぶさった。
元貴「い、痛いよ…滉斗………」
滉斗「っ…………」
元貴「あっ……痛い…、滉斗ぉ、…、」
僕は半泣き状態になっている。
元貴「滉斗の、…ばか……」
滉斗「あっ……、」
滉斗「ごめんっ……頭冷やしてくる…。」
元貴「…………っ………」
滉斗Side
やばい、……元貴、泣かせちゃった……
元貴のトラウマになったかもしれない……
でも、元貴も元貴だよ。
エロいフェロモン、ぷんぷん漂かせて、俺だって我慢の限度がある。
元貴「ひろ、…と……」
目の周りが赤い。
やっぱり怖かったんだな。
トラウマにさせてしまった。
滉斗「元貴……ごめん…怖い思いさせて。」
元貴「ううん。……僕もごめんね…?泣いたりして………。でもね、…ちょっと期待してた」
ほら、聞いた…?
すぐ、こういうこと言って。誘ってるみたい。
ほんと、やばい。
元貴えろすぎる…。
元貴「こ、今度は、続き、…、期待してる。」
滉斗「……………っ………///」
ほら、やば可愛なんですけど。
早く俺のものにしたい。
結局滉斗が元貴を病室まで送ったとさ。
next♡→1000
コメント
2件
神作品見つけちゃった…… すみません…ブクマさせてください…