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場所は――
シンムせんせいの塔の裏庭。
今日も鬼の子どもたちは元気いっぱい!
でも、そんな中、ひとりの人間の男の子がニヤリと笑った。
フィル(めちゃ無邪気)
「ふふ……シンムお兄ちゃんがいない今こそ……決行のとき!」
🎨【フィルの作戦①:お菓子型まきびし】
小石に見えるチョコレート。
それをそこら中にまいて、転んだ鬼の子が――
「わあっ!?」ツルッ
「いたた……あ、でもこれ甘い!」モグモグ
鬼の子①:「なにこれ〜!? 罠なの!? ごほうびなの!?」
💥【鬼の子の反撃①:キラキラ爆弾】
次の瞬間、鬼の子どもたちが木の上から何かを投げてきた。
「くらえっ! シンムせんせいに習った“優しい戦争”だー!」
パァァンッ!!!
中身はキラキラの紙ふぶきと花の香り。
フィル:「うわっ!? ……って、これ全然こわくないっ! いい匂いだしっ!」
鬼の子②:「ふふふ、これが鬼流“愛の仕返し”!」
🤡【フィルの作戦②:シンム先生のモノマネ作戦】
今度はフィルがシンムの服をこっそり借りてきて――
黒パーカーを着て、目を細めて、袖で口元を隠して登場。
「……ふふ、ちゃんと歯、磨いたぁ?」
鬼の子③:「シンムせんせいーっ! あれ? なんかちっちゃくない?」
鬼の子④:「え、えええっ!? にせものーっ!? つかまえろー!!」
追いかけ回されるフィル!
「まってってばぁぁっ! こわいこわいっ! やっぱ鬼こわいっ!」
ちょうどそのとき、塔から出てきたシンムがひょっこり。
「ふふっ、楽しそうだね〜^^ みんな、ちゃんとお昼ごはん食べた?」
全員:「せんせぇぇぇぇーーー!!✨」
🌈【最後はみんなで】💕
いたずら合戦は引き分け。
お昼ごはんを囲みながら、シンムが言った。
「うんうん、いたずらも平和にできるのがいちばんだよ^^
……次は先生が仕掛ける番かなぁ?」
フィル&鬼の子たち:「えええええっ!?」
シンム「ふふっ冗談だよ♪」
塔の裏庭は、今日も元気な笑い声でいっぱいだった。