テラーノベル
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sxxn様の名前や口調等をお借りした二次創作です。
戦国パロ
曲パロ
死ネタ
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志田 愛瑠( 16 )
志田家当主
織田家 足軽
飛成 青藍( 18 )
飛成家当主
織田家 足軽
釈尾 綱足 ( 21 )
釈尾家当主
織田家 足軽
篝 米吉 ( 18 )
篝家当主
織田 摺吉 側近
琴姫( 17 )
本名 鈴谷 琴乃
織田 摺吉 正室
尾田 摺吉 ( 25 )
尾田家当主
天下に一番近い男
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戦国にしては口ぶりが現代じみてます。
mkさん にょた化
実在の武将等とは関係ありません。
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お借りした楽曲/
ィノちヵら々
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わんく
父 / 愛瑠、努力していれば夢は叶う。
父 / 精進するのだぞ。
愛瑠 / …ぅん、!
なんて世迷言、
信じてた自分が馬鹿だったのかもしれない。
ただの綺麗事でも、
信じたかっただけなのに。
*
河戸城 - 本丸
青藍 / 愛瑠!之は何処へ?
愛瑠 / ん、彼処だと…
青藍 / 有難~! ( 走去
愛瑠 / ぁ、
青藍は忙しないな…
幼少期、武将になると決めていた俺は、
今、摺吉様の足軽をしている。
「夢は叶うの寶、頑張れ。」
世に蔓延り、
数多の人間を突き落としてきた綺麗事。
そんなものに縋るより、
安全に生きた方がいいに決まってる。
摺吉 / …ぁ、愛瑠ちゃんだ~。
愛瑠 / …摺吉様、其の呼び方は…
摺吉 / 可愛いし、良いでしょ?
愛瑠 / …勝手にして下さい、…
尾田家当主で在る摺吉様は、
足軽達にもフレンドリーだ。
この通り、俺も渾名呼びされている。
琴姫 / 殿、そろゝ…
摺吉 / あゝ、有難う。
摺吉 / またね、愛瑠ちゃん。
愛瑠 / …はい。
本当に掴み所の無い人だ。
調子狂う…
青藍 / お~い、愛瑠!
愛瑠 / あ?何、
青藍 / 任務入った!行こ!
愛瑠 / 了解、
俺らの任務は、暗殺だ。
*
敵陣 - 本丸
青藍 / …貴様、羽澄 海陽だな?
羽澄 / 何ッ…!?
愛瑠 / 黙れ。さもなくば殺す。
羽澄 / ッチ…
青藍は暗殺や隠密特化、
俺は近接や尋問特化だ。
足軽の中でも選ばれにくい、
暗殺部隊に入ってる。
愛瑠 / ばいばぁい、 ( 切
羽澄 / がぁ”ぁあ”ッ!?
青藍 / うわ、うるさっ…
下僕 / 海陽様ッ!?
愛瑠 / やべっ、
早く逃げないと、
下僕 / このっ、!! ( 足切付
愛瑠 / ぁう”ッ、?! ( 転
青藍 / 愛瑠ッ、!!
青藍 / くそッッ!! ( 煙幕
…青藍、頑張ってくれてる…?
迷惑、掛けちゃったかな…
*
河戸城 - 本丸
愛瑠 / ……、
俺ら暗殺部隊は、
戦いには駆り出されない。
唯、城の中から見守るだけ。
…俺もあんな風に、なんて、
そんな事を考える度に、
又過る、あの綺麗事。
愛瑠 / ……
青藍 / …如何したの、元気ないじゃん。
愛瑠 / ぉわ、…青藍、
愛瑠 / 吃驚させんな、
青藍 / えへへ、御免ゝ!
変な綺麗事に縋る自分が、
どうも汚らわしく、
気味が悪い。
愛瑠 / ……、、 ( 抱着
青藍 / …えっ、あ、愛瑠?
愛瑠 / …煩い、暫く此の儘…
青藍 / …疲れちゃった、?
青藍 / 幾らでも抱き着いてていいよ。
愛瑠 / ………
青藍は優しいな。
陽の光が段々と、
地平線に近づいていく。
今日も何も為せないまま、
西陽が消え、夜が来るのだ。
…人生の最期の日って、
こんなに儚く、終わるのだろうか。
毎日が誰かの命日で、
俺にとって平凡な今日も、
戦場で誰かが死んでいる。
西陽が堕ちていく其の姿が、
どうも其の景色をなぞらうようで、
少し寂しくなってしまう。
愛瑠 / …、せぃ、ら、 ( 服握
青藍 / …大丈夫だよ。
青藍 / 思い詰めないで、愛瑠…
愛瑠 / …!、…
青藍は優しいなぁ、…
この時がずっと、
続けばいいのに。
*
河戸城 - 足軽宿舎
綱足 / か~っ、戦の後の飯は美味い!
愛瑠 / 綱足、下品…
綱足 / 御免ゝ!
愛瑠 / 無理。
本当は冷たくなんてしたくないのに、
素直になれない自分が嫌いだ。
まるで心と体が、
離れゞになったみたいで。
心と裏腹に、
喉からは思ってもみない言葉が溢れる。
青藍 / 本当はそんなこと思ってないよね~。
青藍 / 恥ずかしがりなんだから! ( 撫
愛瑠 / んなっ…そんなんじゃないし、
綱足 / ツンデレかぁ?可愛いなぁ~!
愛瑠 / もうっ!!
二人とも弄り過ぎでしょ…
米吉 / みんなやっほ~!!
綱足 / 米吉殿!如何した?
米吉 / ん~、気分!
米吉 / 久しぶりにみんなで食べたくて!
青藍 / 全然大歓迎!
愛瑠 / ん、…
…、夕焼け、
綺麗だなぁ…
あんな綺麗なもの見てると、
自分が惨めになっちゃって。
あぁ、死にたい。
そう思えてしまうほど、
本当に、綺麗で、
美しい夕焼けだった。
愛瑠 / …せいらん、ねる…… ( 肩頭預
青藍 / うん、おやすみ。 ( 撫
手。
青藍のやさしい手だ。
暖かい…
*
綱足 / あれ、愛瑠寝た?
青藍 / うん、寝ちゃった。
十六歳にはこの時間は遅いだろう。
もうすぐ一時だ。
逆に寝て欲しかった位。
すぅゝ…なんて寝息も、
殆ど立てない愛瑠は、
いつも死人のように眠る。
米吉 / 米も寝ようかな~。
米吉 / おやすみ~っ!!
綱足 / 米吉殿!?
綱足 / 其の布団は俺の~っ!!
青藍 / あはは、
こんな戦乱の世でも、
ひと時の幸せがあるのだと、
実感できることが幸せだ。
肩に乗った彼の暖かさも、
生命を感じられる。
狼煙の燃え殻のような命だけど、
今日もまだ燻らせて、
俺らは狼煙を絶やさない。
辛うじて残るこの光を、
きっと美しい最期まで、
燃やし尽くすのだ。
青藍 / くぁ”…寝るかぁ、
*
河戸城 - 本丸
綱足 / はぁ~…暇!!
愛瑠 / んなこと言っても…
今は戦が無いから、
綱足の出番がない。
かわいそ、(
“ 敵襲ーーーッッ!!!! ”
愛瑠 / …ぇっ、
綱足 / マジかぁ…
逃げないと、
本丸が燃え尽きる…ッ
青藍は、?
今は摺吉様の所か…
愛瑠 / 綱足、早く!
綱足 / あゝ、先行け。
愛瑠 / …ぇ、
綱足 / 残念ながら俺は近接部隊だからな。
綱足 / 奇襲の時は最前で動くんだ。
愛瑠 / ぇゃ、やだよっ、
綱足も居ないと、
綱足 / 俺はこの身に一つの命を授かってる。
綱足 / だからこの身で一つの命を枯れさせる。
綱足 / 俺はそれが一番、美しい死に方だと思う。
愛瑠 / …ッ生きててよ、
綱足 / そりゃぁ、無理な願いだな。
綱足 / ほら、早く行け。窒息するぞ。
愛瑠 / ッ、…又ね、
綱足 / …、、おう。
綱足に背を向けて、
一直線に外まで走った。
俺は未だ十六だから、
城のみんなが守ってくれた。
御免、御免なさい。
俺がもっと強ければ、
俺がもっと大きければ、
自分で戦えたのに。
琴姫 / 愛瑠さんっ、!
愛瑠 / 琴姫様…ッ、げほっ、
愛瑠 / ぜぇ”ッ…ひゅぅ、”
琴姫 / 城の外に来たから安心しぃや。
琴姫 / ほら、ゆっくり息してな…
摺吉 / 琴姫、もう少し城から離れッ
“ どごぉ”んッッ”!! ”
愛瑠 / ぁ…やだっ、やだゝッ、
愛瑠 / 綱足ぃ”ッ!!やだぁ”ぁ…っ!! ( 泣
摺吉 / 愛瑠ちゃん、…
やだ、やだやだやだっ!
綱足が死ぬなんて、
そんなのやだよ…
綱足…
*
四十万城 - 本丸
愛瑠 / ……
綱足の命も、
俺の命も。
どっちもなんて、
欲張りすぎたのかな…
本当、馬鹿げてる。
なんで世界は、
こんなに苦しいのに、
こんなに辛いのに、
渡り歩くのを辞めさせてはくれないんだろう。
青藍 / …大丈夫、大丈夫だよ。
青藍 / きっと…綱足は望んだ死に様だったよ。
愛瑠 / …せいらん、
青藍 / …まだ、俺が居る。
青藍 / 俺じゃなくても…摺吉様や琴姫様、米吉さんも居る。
青藍 / 寂しくても思い詰めんな…ひとりじゃない。
愛瑠 / …ぅん、ごめん。
*
四十万城 - 足軽宿舎
足軽 / 志田って奴、前の河戸城で、
足軽 / 釈尾様を盾にして逃げたらしいぜw
足軽 / うわ、さいて~。
愛瑠 / ……、
自分に価値が無いことは、
自分で分かるのに。
他人に言われると、
何故か酷く厭らしく聞こえる。
あゝ、如何かしてる。
愛瑠 / ……、はぁ、
言い返したいのに、
俺の喉は言葉を発しない。
ずっとずっと、
心と体が離れ離れだ。
愛瑠 / …ぁ、いちばんぼし、
綺麗、だな…
あの綺羅星みたいに、
輝ければ良かったのに。
死んでしまいたい。
そんな軽薄な想いを浮かべて、
其の儘、
奥深くに気持ちを沈める。
青藍 / …こんな暗がりの世だから、
愛瑠 / ぅわ、…青藍、
青藍 / 星は…輝いてくれるんだろうな。
愛瑠 / ……、かもね、
星の煌めきを見上げながら、
その夜は、
二人で語らっていた。
*
戦場 - 本陣
摺吉 / …まずいな、
琴姫 / 前線…弱まってきとるなぁ、
愛瑠 / …、米吉殿、
綱足が召されたから、
穴埋めで米吉殿が出陣した。
俺等は本陣の守り。
摺吉様の護衛だ。
足軽 / 摺吉様ッ!!敵大将が直ぐ其処にッ
摺吉 / …そうか。
琴姫 / …愛瑠、青藍。
青藍 / …はい、
琴姫 / 貴方達は、裏側から逃げて。
愛瑠 / ぇ…しかしっ、
そんなことしたら、
二人が…ッ
摺吉 / 二人で決めたんだ。
摺吉 / 愛琉ちゃんも青藍も、まだ若いでしょ?
摺吉 / 天下統一の景色を…俺の代わりに見て欲しいんだ。
青藍 / ……承知、
愛瑠 / 青藍ッ、!!
青藍 / …ッ行こう、愛瑠。
愛瑠 / …ッまた、また会えますか…っ?
琴姫 / うん、きっと。
摺吉 / またどこかで会えるさ。
愛瑠 / ……ッ” ( 泣 走
御免、御免なさい…
ずっと、
助けられてばっかりだ…
助けたかった、
救いたかったな…ッ”
*
摺吉 / …ねぇ、琴乃。
琴姫 / …どしたん、摺吉。
摺吉 / あの二人、寂しがってないかなぁ?
琴姫 / …大丈夫、二人やもん。
琴姫 / …ほら、行こや。
摺吉 / …あゝ。
その日散りゆく、
一兆の小さな灯火と共に。
二人の身は、
儚く美しく、
散っていった。
*
大判城 - 城下町
青藍 / 愛瑠~、これで全部?
愛瑠 / えっとね、…全部!
摺吉様と別れを告げたあの日から、
俺等は足軽を辞めて、
一般人として過ごしている。
其れでも未だ、
あの日を夢に見る。
寝て、起きて、
その度にずぅっと、
自分の身体が別物みたいで。
愛瑠 / …ぁ、買いたいものあるんだった、…
青藍 / あ、まじ?
青藍 / 俺代わりに行くよ、何買えばいい?
愛瑠 / 新しい服。之お金。
其れだけ伝えて、
俺はせっせと家に帰った。
…それが、ダメだったんだ。
*
城下町 - 愛瑠宅
愛瑠 / …な、なん、で…ッ
俺の家に帰ってきたのは、
青藍の、死体だった。
俺の服を買っていた所、
羽澄の輩の下僕が、
接近して殺したんだと。
いつかの因果が、
今更、形を変えて降り掛かって来た。
愛瑠 / なんで…ッう”ぁぁ”、っ!! ( 泣
なんで、如何して…
俺は大事な人が危機に晒されても、
近くで守れないんだ…
愛瑠 / かみさまッ”…かみさまぁ”、 ( 泣
如何して、
俺に意地悪するんですか…
*
愛瑠 / …ッこの、
気づけば朝になって、
綺麗な朝焼けが微笑んだ。
うざったいぐらい綺麗で、
…美しくて。
愛瑠 / 世界の馬鹿ぁ~ッッ”!!! ( 泣 叫
隣人 / うるせぇ”ぞ!!!
愛瑠 / …すんません、
なんで世界は、
幸せを先に取り上げるのだろう。
愛瑠 / …部屋、片付けるか…
*
愛瑠 / …ん、何これ。
手紙、かな。
「飛成 青藍」…
愛瑠 / 遺書…?
*
拝啓、志田 愛瑠。
この戦乱の世の中で君に出会えた事、
共に歩めたこと。
ずっとゝ…誇りに思っていました。
之を君が読んでいるということは、
俺はきっと、羽澄の恨みで殺されでもしてるんだろう。
君より先に召されることは、
酷く悲しいのだけど。
其れでも俺は、君に生きていて欲しい。
きっと綱足も米吉殿も、
摺吉様や琴姫様だってそう。
俺等を優しく癒してくれた愛瑠を、
守り抜くことが、幸せだったんだよ。
だから此処に全てを綴る。
愛瑠、君が大切だ。
世界で一番、俺が大切だと思える人。
いつか君が俺の所まで来て、
また一緒に歩む日が来たら、
沢山、話を聞かせて欲しい。
俺はずっと、
愛瑠の事を待っているからね。
敬具、飛成 青藍。
*
愛瑠 / …ッばかぁ、”… ( 泣
大切なら、
最期まで一緒に居ろよ…
最後まで身勝手なやつ…
愛瑠 / ぐすッ”…、、
片付け…しなきゃ。
*
城下町 - 市場
あれから十年経って、
豊富が天下を統一した。
愛瑠 琴乃 / 玉葱下さッ…
愛瑠 / …琴姫様、?
琴乃 / …愛瑠、?
愛瑠 / お久しぶり、です…
琴乃 / 久しぶり、元気そうで良かった。
琴姫様…
一寸、疲れてる?
愛瑠 / …生きてた、んですね…
琴乃 / …摺吉がね、生かしてくれたの。
愛瑠 / …そうですか。
…青藍や綱足と同じように、
摺吉様も、
琴姫様を守ったんだ。
商人 / …あんちゃん、何ひとりで喋ってるんでい?
愛瑠 / …ぇ、
愛瑠 / いやここッ…に、…?
あれ、居ない…?
琴乃 // 寂しいだろうけど、
琴乃 // 一生懸命生きて、愛瑠。
愛瑠 / 琴姫様ッ…、、?
商人 / ?まぁ、ほらよ。玉葱だ。
愛瑠 / …有難う、御座います…
幻覚、か…
引きずりすぎだろ、俺。
はは、阿呆らし…
愛瑠 / ……
通り魔 / …… ( 刺
愛瑠 / ッ”、!?が、ぁ”っ…
通り、魔…?
…こんな死に方なんて、
神様はやっぱり意地悪だ…
町民 / きゃ~っ!?
町民 / 早く救護班を!!
愛瑠 / ひゅ”、ひゅ……ッ”
ねぇ、青藍。
俺もうすぐ、
お前に会えるかな。
早すぎる、って…
怒るかな。
あゝでも、そうだな…
沢山の人に出会えて、
守ってもらえて。
俺は、幸せだったよ…
*
現代 - 某所
琉生 / なぁ、蘭乃。
蘭乃 / ん~?
琉生 / この人達、幸せになれたかな。
蘭乃 / そうだね~。
琉生 / ……、
こうやって死んだ人がいて、
俺らは今生きている。
きっとこの人達は、
幸せになっただろう。
誠 / 琉生くん!
琉生 / あ…今行く!
どうか、
その時失われた全ての命が、
報われていますように…
*
青藍 / なんだ、思ってたより早かったね。
綱足 / そうだな。
愛瑠にはもう少し、
長生きして欲しかったけど。
愛瑠 / …青藍、綱足……?
青藍 / …おいで、愛瑠。
愛瑠 / …ッ”、せいらぁ”…ッ ( 泣 抱着
綱足 / 俺は??
青藍 / あはは、…
愛瑠は、
本当に太陽みたいだった。
暗がりで蹲ってた俺等を、
照らしてくれたんだ。
愛瑠 / …本当に、死んじゃったんだね……
青藍 / そうだね。だけど…
綱足 / 俺等は生きたじゃないか。
綱足 / あの、戦乱の世を。
青藍 / そうだ。其れは誰にも消せない事実。
愛瑠 / …!そっか、!
綱足 / ほら、行くぞ。
青藍 / 又、灯しに行こう。
俺等の、
尊くて儚い、
瞬くような命を。
何度も、何度も、
灯し続けようじゃないか。
fin
どうも、つば です。
唐突に書きたくなったので書きました。
あの曲いいですよね。
年明け早々耳福でした。
雑談しては作品が台無しですね。
それでは、次の物語で。
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