テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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馬鹿になりなさい

第4話 - 第三章　どうにかなると考えろ

2025年01月27日

#SUBくん

#人生

#哲学

#馬鹿になりなさい

#面白い

SUB（フォロバ）

どうして「馬鹿に生きる」ことが大事だなんて、誰が言ったんだろう？誰もが一度は聞いたことがあるかもしれない、「馬鹿は死ななきゃ治らない」という言葉。けれども、その逆の発想をしてみたら、どうだろう？「馬鹿でいることが、実は生きる力になる」って、なんだか面白くない？

「馬鹿に生きる」とは、つまり、計算しないことだ。余計なことを考えず、純粋に今を楽しむことだ。目の前の問題をあれこれ悩んで深く考えすぎず、思い立ったことをそのままやってみることだ。それこそが「馬鹿に生きる方法」だと、ふと思ったんだ。

例えば、ある朝、起きた瞬間に「今日は何も計画せずに過ごすぞ！」と決める。あらゆる予定、計画を完全に忘れ、ただ街をぶらつく。行き先は決めず、気の向くままに足を進める。道端で見かけたカフェにふらっと入り、特に欲しいわけでもないがメニューを開いてみる。「ああ、このサンドイッチ、なんとなく食べたい」と直感で頼んでみる。

それだけで、世界がちょっと面白くなるのだ。計画に追われ、目標を達成しようと必死になっていた時と違って、ただ「なんとなく」で動く自分がこんなに自由だとは思わなかった。

気づくと、歩いているだけで顔がほころんでくる。「あれ、今日はただぶらぶらしてるだけなのに、なんだかすごく幸せじゃない？」って、ふと感じる瞬間が訪れる。それこそが「馬鹿に生きる」方法の核心だと思ったんだ。

次に挑戦したのは、意図的に何かを忘れること。日常的に、たくさんのことを気にしすぎてしまうけれど、それを敢えて放り投げてみる。たとえば、財布を家に忘れたとする。その瞬間、冷や汗をかくかもしれないが、実はそれが一番のチャンスだと気づく。「まあ、なんとかなるだろう」って思ってみると、意外と何とかなったりするんだ。

この**「なんとかなるだろう」という思考、これは大事**だ。馬鹿になってみることで、普段のストレスから解放され、余計なことに振り回されずに過ごせるようになる。考えすぎて疲れるような小さなことが、実は全然大したことじゃないことに気づけるのだ。

そして、ついに行き着いたのが、「無理して努力しない」こと。世間では、努力することが美徳だと言われがちだが、あえて言わせてもらうと、一つの幻想に過ぎない。無理して努力しすぎることで、かえって疲れてしまうことだってあるし、逆に心が折れてしまうことだってある。

だからこそ、「馬鹿に生きる」ということは、無理をしないこと、楽しむこと、そして無駄に悩まず、目の前のことをそのまま受け入れることだ。最初はちょっと不安かもしれない。でも、少しずつ「今日は馬鹿でいいや」と思いながら過ごすうちに、人生のスピードが心地よくなり、気づけば笑顔が増えていることに気がつく。

人生を「馬鹿に生きる」ことで、確実に楽しく、軽やかに過ごすことができる。計画を立てすぎることなく、心のままに動いて、結果的にどんな出来事も大切に感じられる。大事なのは、結局のところ、心の中で「自由に生きていいんだ」と感じること。それが、馬鹿になって生きる方法なのだ。

だから、今日はあなたも「馬鹿に生きて」みよう。何も考えず、気の向くままに行動してみる。それが、きっと新しい発見に繋がるはずだ。