テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ハム
3,799
#文豪ストレイドッグス
夏の穂|フォロバ100%
5,618
うううううううううう😭
下書きが溜まりに溜まりすぎて描き終えれないよう😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭
N煎じネタです。
異能の制御が聞かなくなった中也が太宰に殺してもらう話。
海外の方が太宰さんの異能力は、対象の人に安らぎを与えてる。みたいな考察を参考にしています。
太中。ガッツリ太中
毎回注意書きすんの面倒臭くなってきた。
なんでもアリな方だけどうぞ!!
エグいです。自画自賛かもしれないんですが、過去最高傑作かもしれません。
書いてる途中で泣きました。
この作品に2ヶ月余り費したんですが、続きが思い浮かばないので供養します。
駄作ですが良ければ見てください🙇♀️
正午、ポートマフィア首領森鴎外が幹部である中原中也を支えながら探偵社にやって来た。
探偵社員は、2人を見て動揺が隠せなかった。
それに中原はバツが悪そうに顔を逸らす。
勿論、中原が森に支えられているのもそうだが、他にも理由があった。
「森先生、中原殿のそれはどういうことだ?」
福沢が森に中原の状況について問う。
中原は今、手首に鉄製の枷が填められている。そして首には、何時も着けているチョーカーではなく、犬の首輪のような枷が付けられていた。
「⋯取り敢えず、此処に座って話そう。」
福沢によって応接間のソファ案内される。
ソファに森が座っており、森の後ろに中原が立っていた。森が中原に座るように言っても中原は頑なに譲らず、立ったままだった。
森が座っているソファの向かいには、福沢と太宰が座っている。
他の探偵社員は、2人の後ろに立っていた。
「本題なのだけれど、太宰君。
君に頼みがしたい。」
森が太宰を見つめ、言う。
太宰はため息を吐いて怠そうに答えた。
「でしょうね、そこに居る蛞蝓も居る事から大体予想は着いてましたけど。」
流石だね、と苦笑いされた太宰は中原に目を向ける。
「っ⋯」
首輪が重いのが原因で呼吸がしずらいのか、苦しそうに顔を歪める中原を助けようと首輪に手を伸ばすが、寸前で森に制止させられる。
「すまない太宰君。その首輪を外せば異能が暴走してしまうんだ。 」
「異能が暴走⋯?」
太宰は中原の首輪に伸ばしていた手を止め、森を見る。
「単刀直入に言えば、中也君は異能が制御出来なくなってしまった。」
「何だと⋯?」
森の発言に太宰の真後ろに居た国木田が反応する。
「⋯じゃあこれは対異能用の枷なんだね。」
そうだよ、と返事をした森は辛そうに顔を歪ませ、中原を一瞥してから述べた。
「中也君は、もう長くはないのだろうね。
荒覇吐の力に中也君の身体が限界を迎えているのだろう。
「 それに、今の中也は呼吸がしづらそうだ。」
でしょ、と中也に問い掛ければ小さく頷いた。
「ならば、此処に座ってくれ。」
福沢が中原に自分が座っていた先を譲ろうと立ち上がると中原が焦り出した。
「ぁ、、だい、じょうぶ、ごほっ、だ。
構う、な。 」
敵組織でも一応相手は、この社の社長であることから中也は遠慮をするのだろう。
「気にするな。貴君は体調が優れないのだろう。」
「⋯すまない⋯ごほっ、」
森に首と手首の枷を外して貰った中原は太宰の横に座る。
お互い不本意ではあるが、太宰は中原の手を握る。
「中也、大丈夫?」
「あぁ⋯先程よりは大分マシだ⋯」
先程より呼吸も安定してきて顔色も大分優れて来た中原に一同は安心する。
「そろそろ本題に入ろうか。」
今までの本題、、と言っても流されていた様な気がしていたが、漸く進められる様になって森が話を進め出した。
「先程も言ったが、中也君はもう永くはない。」
医者の目で見ても外傷と内部の傷が多く、これ以上戦地へ赴けば只では済まない程に中原の身体は限界を迎えていた。
対組合戦で使われた彼の最大の切り札である汚濁、これを使ったことで中原の身体は深刻な状況にまで陥った。
元々汚濁は、身体の損傷が激しく1回使うだけでも身体は壊れてしまう。
それを使い過ぎたのか、中原はもう前戦に立つことは疎か、一人では歩く事もままならなかった。
「そこでだ、太宰君。
彼を、中也君を殺してはくれないかね。」
探偵社員は目を大きく見開いた。
中原は俯き、太宰の拳を強く握り奥歯を噛み締めた。
国木田や中島が声を出すが、太宰に止められて渋々黙る。
「何で私なのですか?」
太宰が問う。
「中也を殺さなくとも、 中也には悪いけれど先程みたいに枷を着けて、異能を使わずに安静にしておけば⋯
それとも、私が中也を抑えます。だから⋯」
「だざい!」
中原の声で太宰はハッとする。
あまりの事に冷静さを失っていたのだ。
「殺してくれ⋯これ以上惨めな姿を晒したくねェんだ⋯
折角手前の居場所ができたのに、こんな事を頼んで悪ィ⋯」
太宰は応えられなかった。
相棒が目に涙を溜めて言った事に動揺が隠せずに、彼の手を強く握り締める事しか出来なかった。
「⋯今日はここ迄にしようか。
中也君、ポートマフィアに帰るかい?
それとも今日は太宰君と一緒に居る?」
中原は直ぐには答えられなかった。
もう永くはない己の身体で少しでも長くお世話になった者たちと居たい。
だが、今まで⋯少し間は空いたが、ずっと隣に居た太宰とも居たかった。
「⋯今日は太宰君と居なさい。
ポートマフィアにはまた今度おいで。」
「はい⋯」
森が去った後も探偵社には沈黙が続いた。
そんな中最初に言葉を発したのが福沢だった。
「今日は皆退勤しろ。
中原殿は太宰の社員寮を使ってくれ。」
「あぁ⋯」
探偵社員が応接間から出て行ってから何分経っただろうか。
数分、数十分⋯一時間は経っているかもしれない。
応接間にはもう太宰と中原しか居ない。
相変わらずお互い手を握り締めてしたままだった。
太宰はあれから微動だにせず、中原は窓からヨコハマの海を眺めていた。
「⋯なァ、太宰。
手前とは長い付き合いだったな。
無理やり俺をマフィアに加入させ、毎日の様に嫌がらせを仕掛けて来て、 俺の事大嫌いな癖に俺の事を人間だって誰よりも必死になりやがってよ⋯」
「俺も手前の事は嫌いだが、手前と組むのは、案外悪くなかったんだぜ。
手前と組む時だけ、俺は俺自身で在れた気がしていた。」
「汚濁の時なんかも⋯俺を神から人間に戻してくれて⋯嬉しかったんだ⋯ずっと、」
中原は過去の思いを全て太宰に投げていた。
太宰はそれを無言で聞き続け、涙が浮かんできた。
この相棒とずっと隣を歩いて来たこと、もう永くない事、そして近々 相棒をこの手で殺す事を実感してきて涙が零れそうになるのを必死に耐えている。
「⋯帰ろうぜ。案内してくれよ。」
「うん、肩貸すよ。」
「さんきゅ。⋯手前しゃがめや。」
社員寮に着くと中原は絶句する。
ボロ寮なのは良いとして、そこら中にゴミが散乱しており、足の踏み場もない部屋に空いた口が塞がらなかった。
「此処が手前の部屋かよ。
ゴミ屋敷じゃねェか⋯」
「失礼じゃない?」
漸く片付いた部屋に中原は溜息を吐き、太宰は拍手をしていた。
離れる訳にも行かない為、手を繋いだまま掃除をするのには骨が折れた。
そして今度は寝るための布団についてだった。
「文句は言わないでよね。
普通は布団1枚しかないのだよ。」
「⋯手前は布団で良いぜ。
俺はそこら辺で雑魚寝しとくわ。」
布団が1枚しか無いのと、態々迷惑になっている身なのにも関わらず布団を奪うなんて言う事はいくら見知った相手でも出来なかった。
「駄目でしょう、離れちゃ。 」
「え、お、おい。」
手を引かれ、中原は太宰にバックハグされた状態で布団に横向きで寝転がっていた。
「良いって、狭ェだろ。」
「中也は小さいからあまり幅を取らないね。
それに、此処寒いから子供体温の中也が居れば温かくてね。」
「あぁ?手前は一々余計な事を⋯」
「⋯だざ、え」
暫く無言が続いた。 寝たのか、と太宰の方に顔を向ければ太宰の顔は歪んでいた。
思わず驚いてしまった中原は、身体を回転させて太宰に向き合う形となった。
「どうしたんだよ。」
「んー、うんん。
ちょっと先程の話を思い出してね。」
「先程⋯応接間でのか 」
うん、と返事をした太宰に中原は、どうしたのかを問う。
「君があんな事を思っていたとは思わなくてね。
思わず感化されてしまったよ。」
感傷に浸っていた太宰は、ぽつりと話し始める。
「私は、出逢った頃から君の体術に見惚れていたんだ。
この星の法則を歯牙にもかけず、宙を舞うような動きは芸術作品のようだった。」
中原は頬を赤らめながら意外そうな顔をしながら太宰の顔を見ていた。
暫く聞いていても終わる事の無い己への思いをこの男がここ迄思っていたことに何故だか恥ずかしくなって、中原は元の体制に戻ってしまった。
不意に耳に掛かっていた髪が太宰の手によって払われ、中原は顔だけ太宰に向けた。
部屋は暗く、唯一の灯りが外の街灯ぐらいで、太宰の顔が綺麗に見えない。
「あ?ンだよ。」
「⋯」
「太宰?」
意味の分からない行動に困惑しつつも、急に黙り込んだ太宰の顔を見る。
「君の髪と瞳も私を惹かせるための物だった。」
「⋯は、」
「昼と夕刻を真反対に映した色が好きだった。」
黙り込んでいた太宰が急に外見を褒め始めて中原は大きく動揺する。
中原の髪は、昼は青空に夕日色で目立ち、夕刻には茜色に染まる空に小さな青空が浮かんでいるようで、とても映えていた。
「少し不謹慎だけれど、汚濁を使っている君も好きだ。
唯一君を人間に戻せるのが私だけなのも。
狂気に満ちていて狂乱美になっているところも。
神に呑まれて禍々しい痣が浮かび上がってくるのも美しい
全てが美しくて、好きだった。」
太宰に中原を好きだと美しい等と思って褒められた中原は先程以上に顔を赤らめてしまった。
今まで己の身体が忌々しくて、神を宿したこんな体が嫌いだった。
それが嘗ての相棒にこう思われていたことが恥ずかしくて、同時に嬉しかった。
自身の身体が永くないと云うのは、何となく感じてはいた。
いざ死ぬとなると途端に恐怖が湧いてくる。
生きたい。
もっと生きたい。
この体に愛着が湧くように、この体に抗ってみせる為に今まで生きたかったのだ。
だが、今は違う。
愛する家族に囲まれて、敬愛する首領の1番近い場所で働けている。
コメント
1件
「さよならを」第9話、読み終えました…。もう冒頭から“泣いて書いた”という作者さんの言葉が刺さって、覚悟して読み始めたんですけど、やっぱり胸がぎゅっとなりました。太宰に“♡♡♡てくれ”って頼むしかなかった中也の無念さと、太宰が中也の髪や瞳の色を“好きだった”って告げるところ、あの静かな夜の布団の上だからこそ零せた本音だと思うと切なくてたまらないです。お互い“嫌い”と言いながら、誰より相手を人間扱いしてきた距離感が、この終わりに向かう二人にぴったりで…。続きがどう転ぶのか、最後まで見届けたい気持ちでいっぱいになりました。素敵な作品をありがとうございます。