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剣を鞘にしまって弥紅に跨る
楓)弥紅、帰るよ
弥紅)分かりました
弥紅はふわっと浮かんでタッタッタッと宙を駆けた
部屋に帰ると悟が居た
悟はこちらに気づいて玄関まで来てくれた
悟)あれ……何その…剣……え、おもちゃ…?
まぁ、そう思うよね…
楓)私がおもちゃの剣を買ってきてチャンバラやろ〜って言うと思う?
悟)…ですよねぇ……
中に入ると悟はそっとドアを閉めた
楓)とりあえず…話をしてあげるから待って…
剣は綺麗な青色で柄の方にバラの模様がある…まぁ、見方によってはおもちゃになるかもしれないけど
剣を机の上に置いて悟は私の隣に座った
悟)それで…これは?呪力が微妙にあるんだけど…
楓)あ、やっぱ分かる?
悟)これ…なに?
楓)これは…神器…です、特級呪具……フレイの魔法の剣です…
悟)…え……?
剣をそっと自分の影に仕舞う
楓)…フレイが使っていた…剣です……
目をスススッと逸らす
悟)…デンマークで見つけた…って?
楓)は、はい……
悟)……何も無かった事にしよう(良くないです)
そーっと悟も目を逸らした
楓)……よし!お腹すいたしご飯作るね!
(無かったことにした)
悟)そうだね〜今日のご飯は何?
楓)今日はハンバーグだよ!しかもデミグラス!!
ひき肉を取り出してボウルやまな板包丁を出す
悟)!!じゃあ手伝う!何したらいい?
悟は裾を巻くって手を洗う
楓)んじゃあ…人参と玉ねぎを切って欲しいかな!
お願いすると悟はタオルで手を拭いて「分かった!」と言って包丁を手に取って人参の皮を剥き始めた
楓)(よし、じゃあ私はひき肉を揉むかね)
冷蔵庫から牛乳と卵を取り出してボウルの中に入れてビニール手袋をつけて揉み込んでいく
数分後
悟)楓〜、野菜切れたよ?
楓)ん、じゃあ中に入れちゃって〜
悟)はーい
程よく小さくされた野菜達がボウルの中に入れられる
悟)じゃあ僕はフライパンでも温めてようかな
楓)お願いね〜
悟はフライパンを取り出して油を引いて熱する
私はその間にお肉と野菜を揉み合わせてパン粉を入れて更に揉み込む
数分後
楓)よーし、あとはペチペチするだけ
悟)ペチペチする!
悟も同様にビニール手袋をつけてひき肉を程よい大きさにしてペチペチと空気を抜いていく
楓)じゃあ私は焼く準備しよっかなぁ
フライ返しと竹串を用意して悟がいくつかペチペチしたお肉をフライパンの中に入れていく
完成後〜
楓)はーい、デミグラスハンバーグ出来たよ〜
悟)やったー!
悟達は私のデミグラスハンバーグが凄い好きで良く作ったのをふと思い出した
楓)懐かしいなぁ笑
悟は私と自分の分のご飯をよそって箸も私の分を持ってくる
楓)サラダ食べる?作るよ?
悟はしばらく考えてから「楓はどっちがいい?」と、聞いて来た
楓)え〜……じゃあたまにはなしでいっか笑
悟はにこにこしながら「早く食べよ!楓!」と手招きしてくれた
楓)はいはい笑わかったからちょっと待って?笑
エプロンを外して悟の隣に行く
悟)食べよ!
楓)わかったから笑
2人して手を合わせて「いただきます」と声を合わせる
楓)パクンッモグモグ……(ん、美味しい♪)
悟)ん〜!んま!
悟は子供みたいに喜んでとっても可愛い
楓)フフッお口にソースが着いちゃってるよ笑
ペロッとソースを舐めとる
悟)…ボフッ///
楓)あらヤダ、しばらく会わないうちにすっかりウブに戻っちゃった?
悟)んなっ!///
内心襲おうと思っているのが丸わかりのため「私が戻ったら悟たちの勝ち…忘れてないよね?ゲーム」と、言うと大人しくなった
楓)フフッご飯食べたら甘えていいからエッ〇な事は無しね?
と、言うと少ししょげた感じがしたがまぁ、多分大丈夫であろう
楓)そうだね〜…あと4年ぐらいかなぁ……今日はたまたま見つけちゃったけど一番困難なのはわからないからねー
と言ってパクッとハンバーグを食べる
楓)気長に待ってて?
と言うと悟は少し顔を赤くして「マッテマス///」なんて可愛い返事をされた笑