自分が目覚めたのは父からの着信音だった。
私は高校生で諸事情により一人暮らしをしている。いつも夜に家族と10分程だが電話をしている。朝に電話をかけてくるなんて珍しいなと思いつつ電話に出た。
「もしもし珍しいねどうしたの?」
「びっくりしないでほしいんだけど、
実はおばーちゃんが死んじゃったんだ」
突然すぎて頭が真っ白になり自分が泣いていることに気が付かなかった。
平日だから1回学校に行って、午前中で早退して実家に帰省してほしい。と言われた。
授業の内容はもう何も覚えていない。
中学生の頃何もかも上手くいかない時に
「そういう日もある」で済ませてくれたのはおばあちゃん1人だけ。私の永遠の味方。
そんなおばあちゃんが亡くなったこの地に
私の生きる意味など見つからない
甲子園で恩返しをすることのみ私の生きる意味理由になった。空で見ててね。大丈夫。
上手くいかなくても「そういう日もある」で済ませられるよ。ありがとうおばあちゃん
そしておやすみなさい。さようなら。
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