TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

 

 ホイッスルが鳴り、恭介たちは一対〇で勝利を収めた。

(なんとか勝てたか。でもまだまだだな。点を取ってから、明らかにうちは雰囲気が緩んだ。大きな課題、だよな)

恭介が思案に暮れていると、前方から同じく試合に出ていた二年の柴田が駆け寄ってきた。顔つきは明るく、一点の曇りもない様子である。

「いやー、今日も飛ばしてましたよね、キャプテン。あのシュートはまーそう簡単には取れないっすよ」

「ああ、我ながらまあまあだったかな。そんでもあの程度じゃあ、止めるキーパーは星の数ほどいるだろ。まだまだ精進が足りん」

「おっ、さすがキャプテン! 青嶋サッカー部のきらっきらのエースにして、ストイックの申し子! もう一生ついて行きますよ!」

 ハイテンションな柴田にクールに返答しながら、恭介は父兄の中に佳奈の姿を探す。だが見当たらない。

(……あの子、本当に来てたのかな。いや、用事とかで来られなかったんなら仕方ないけどさ。点も取れたし、喜んでもらえただろうにな)

loading

この作品はいかがでしたか?

5

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚