れっつごー、です!!
「っあー…学校終わった…」
"金曜日とか気分いいよね〜"
「やっと1週間だよ…」
特に今週の2日間は本当に長かった…
なんてったって死にかけたんだから…
"じゃあ、ヨナカちゃんまたね!"
「はーい、塾頑張って〜」
さて、私だって今日行くとこがあるのだ
…後ろから、殺気を感じるからね
…今日はもっと平和に、
こんにちはー!!くらいの気分で行こうと思ったのに…あの海辺…
…さて、覚悟を決めて席を立とう
人が多いところでは襲ってこないのかな?
まだ教室にはクラスメイトがたくさん
…あれ、1人で帰ったら私死ぬんじゃね…
「ダッダッダッダッ」
「待ってぇ〜!!!!」
今さっき教室を出ていった親友を追いかける
"え、どうしたの?"
…どう誤魔化すべきかな…
「…寂しいから一緒に帰ろ」
"えっ、可愛い〜!!!!いいよ〜帰ろ!"
よ、よかった…
「帰り道、どこまで一緒だっけ…」
"結構一緒だよね?まぁ途中で別れるけど…"
…海辺に1番近いところで別れよう…
「あ、私昨日海に忘れ物しちゃったからここで…w、ばいばーい!!」
"あ、うん!またね〜!"
走れ走れ走れ走れ…っ!!!
「怖い怖い怖い怖いっ…タッタッタッ」
後ろ…
「いるぅぅぅぅぅっ!?!?!?!?」
海辺までもう少し…っ!
「はぁっ、はぁっ!!」
やばい、結構近くまで来てるのがわかる…
「死ぬ、死んじゃうっッ!」
私がスポーツマン並に足速かったら…
「っきた、海辺!!!」
っそういえば、海には加護が…っ?
バシャバシャッ
加護って言っても、どんだけ強いか分からないし、
…少し深めに沈もう…
「っん、ぅ、ぐ…」
どうしよう、息が苦しい
酸素が足りない
でも、水面から顔を出したら、
殺されるような気がする
あいつは腕が長かった
もしかしたら、海に入らずに私の事を殺せるのかもしれない
呼吸のために頭を出した瞬間、殺られるかも
そう思ったら、水から出られない
「ッ…ん”…んんッ…」
ザバァッ
『何しとんねん!!死ぬぞ!!!』
「ケホッ…ゲホゲホッ…っはー…ヒュー…」
『ちょ、大丈夫か?息できとる?』
「ヒュッ…っはっ、ゲホゲホッ!!」
『たくさん吸え、大袈裟に呼吸しい』
「っん、ヒュー、ゴホゴホッ…っはー…ケホッ」
『…そのまま続けとって、
あいつ倒したら陸に引き上げるから』
「ゲホゲホッ…スゥ-ッ、はぁっ、…ヒュー、ケホッ」
『…俺が離してもぷかぷか出来る?』
「コクッ」
『…ほな、一瞬で戻ってくるわ、』
数回、刺して何かが飛び散るような音がして
最後に、バクンッと聞こえた
ズルズル…
…陸だ、体が浮かばない
『…おい、ほんまに大丈夫?』
「…うん、大丈夫…」
『…ペチペチ、(頬)』
「ぅえっ、なに…?」
『…反応あるから大丈夫か…』
「…っはぁ…疲れた…」
『あんた何でそんな狙われんねやろ…』
「…この3日間、
ずっと迷惑かけちゃってごめんなさい…」
『……、』
『迷惑かかってへんし、
あんたそんな感じちゃうやろ、いつもは…』
「…そうだね、…そう、だよね、ごめ〜んw」
『…そや、社長に会わせたるよ』
「えっ、いや…別に大丈夫…」
私本当は社長に会いたいわけじゃないし…
『…そお?ならええけど、』
「っはぁ、…なんか、お世話になりすぎて申し訳ない…」
『…いや、奢らせたからおあいこやろ…』
「命と甘いものは釣り合わないよ…」
『…そんなお返ししたいなら、これから街見て回らなあかんねん、付き合ってくれん?』
「え、あ…いいけど…」
『…またヨナカ狙われるかもやけどなw』
「え”っ…そうだよね…確かに…」
『ま、俺が絶対死なせんって約束するわ』
「…死なせん…はい…えっと…
致命傷にはなるかもってこと…かな…?」
『…ははw』
「否定してよっっ!?!?!?!?」
『ま、俺が遠くまでぶっ飛ばされたりなんかしたら、そうなるかもしれんなw』
「嘘でしょ…じゃあ一緒に吹っ飛ばされた方がマシ…」
『嫌だったら来んくてええでw』
「…いや、流石に行くよ…」
『お、やった〜』
「どうせ寂しいだけでしょ、1人で行くの」
『…そんなんちゃうけど』
あ、目逸らしたこいつ
「…ほんとかなぁ、w」
『…』
目合わせてくれなくなったw
〈クラ、寂しがり屋だもんね〜〉
『っは、?しゃちょ…っ』
「ですよね、そんな感じするw」
『っはぁ…!?…もう嫌やこいつらの相手…』
〈クラって熱出した時、1人で寝るの寂しいから俺らがいる部屋まで来るんだよw〉
「えっ、かわい…っww」
『っうあああああっ!!! /////俺になんの恨みがあんねん!!!なんやこの公開処刑! //////』
〈www〉
「顔あかっ…w」
〈あ、ヨナカちゃん、でかいタオルあげる
服やばいから、羽織っときな〉
「へっ?…あっ…///ありがとうございます…//」
確かに、濡れたもんね…そうなるよね…//
〈ま、クラはいいか!
顔暑そうだからすぐ乾くよねっ!(煽)〉
『お前殺したろか北口(キタグチ)ッッ…!//////』
〈はいはーい落ち着いて、寂しがり屋さんは
ふ・た・り、で行ってらっしゃーい!!〉
『後で覚えとけよ…ッッッ////』
「はーい行きますよーww」
「そういえば、社長は北口って名前なの?」
『せやで…あいつ人間やったし…』
「…よく分かんないけど、
クラがかわいいことは知ったよ」
『頼むから忘れてくれ…/////』
「えへへ、無理無理〜w」
毎作品2000文字以上を意識してやってます()
いつも通り楽しかったです!
コメントと♡お願いします!!!
コメント
3件
今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! まぁ!!!それは大変ねー… あら?人や生き物を○す者、 ○意は隠しておかないといけないのに 隠さないなんて…まだまだね!!!(?) ふふ…なんて可愛らしい!!! 可愛過ぎてマジでヤバいよね☆(?) 次回も楽しみに待ってるね!!!!