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ちびちゃんさんは友達が好きだった。
神友である僕の事を、大好きと言ってくれた。
だから困っている人の悩み相談をしていた。
でも連楽先を繋げている人は毎日マイナスな言葉を送りつけてくる。
それでも彼女は連絡を続けていた。
困っている人が悪い訳じゃないのは分かってる。
でも毎日送られてきたらきっと壊れちゃうよ。
だからどんどんちびちゃんさんは疲れた顔になっていく。
お母さんも悩みは聞いてくれたそうだ。
でもネットでの活動は隠してるから、ネットで知り合ったなんて言えない。
どんなに話したって、結局は根本的な解決をしないと意味が無い。
でもかなりその人は家庭環境が悪いみたいで、子供の力だけじゃ解決はできない。
僕 「ちびちゃんさん、悩みでも何でも言ってくださいね」
ちびちゃんさん 「大丈夫ですよ!私は元気だけが取り柄なので!」
そう言って笑顔を見せる。
嘘つき。そんな訳ないじゃん。
限界なんでしょ?
助けてって何であの時言ってくれなかったの?
いや…言ってたのを僕が気付かなかっただけなのか…
ちびちゃんさんは毎日送られて来たメールに返信をし続けた。
でもさ、人間には限界がある。
ある日待ち合わせをしていたのに、ちびちゃんさんが一時間経っても来なかった。
僕は心配になってちびちゃんさんの家に行った。
そしたらちびちゃんさんが家の前に居た。
僕 「ちびちゃんさん!大丈夫ですか!?具合が悪かったんですか!?」
ちびちゃんさん 「天翔様、私疲れちゃった」
僕 「えっ?」
あぁ、やめて、言わないで…
一緒に生きようよ。
勝手に居なくなったりしないでよ…
僕 「あ…あの…!」
ちびちゃんさん 「天翔様!今までありがとうございました!私幸せでした!それじゃあ!」
ちびちゃんさんは走り去ってしまった。
僕は必死になって追いかけた。
嫌な予感がしたから。
涙が出てきて、前がよく見えない。
ちびちゃんさん 「あれ?天翔様ここまで来ちゃったんだ!」
言葉が出ない。
一緒に生きようって。
一人じゃないよって言えなかった。
ちびちゃんさん 「天翔様!私は幸せ者です!天翔様に出逢えて!でも…
何がいけなかったの?何で毎日あんなメッセージ送ってるの?もう疲れちゃったよ。
答えが分からないよ。だから、」
僕 「あ…あ…」
あまりのショックに言葉が出なくて…
ダメだ、動け、動けよ!
ちびちゃんさん 「それじゃあ!またね!天翔様!」
ちびちゃんさんは飛び降りた。
あまりにも一瞬だった。
言葉が出なくて、身体が固まって、頭が真っ白になって。
ゆっくり、一歩ずつ、フェンスの下を覗くと、
血塗れになって倒れた彼女が居た。
人の叫び声、救急車の音、
全部が嫌になった。
あれからよく公園に来ては泣いてばかりの日々、
何でなの?何で人の為に頑張った人が居なくならなきゃいけないの?
あの時僕がもし声を掛けれたら、一緒に背負うって言えたら、
何か…変わったのかな…
ちびちゃんさん 「天翔様」
僕 「え…」
突然と声をかけられ、振り返ると、そこには居ないはずの彼女が居た。
僕 「何で…何でここに居るの…?」
ちびちゃんさん 「だって天翔様に会いたくなっちゃって!」
僕 「…僕の事…嫌いになりました…?」
ちびちゃんさん 「何言ってるんですか!だーいすきですよ!」
僕 「…ありがとう…ございます…」
ちびちゃんさん 「今から告白しますね!」
僕 「えっ!?」
ちびちゃんさん 「私!元カレさんと別れたから!他の人を好きになってもいいはず!」
ちびちゃんさんは大声で叫ぶ。
僕 「えっ!???」
ちびちゃんさん 「よし!オッケー!これで気持ちは伝えたぞー!これで私は充分です!」
僕 「あ、あの!」
ちびちゃんさん 「あっ!返事は無しですよ!断られたら泣いちゃいますよ!だから
嫌いになっても良いですからね!返事は心の中でしてくださいね!それじゃあ!またね!
天翔様!私の愛する人!(о´∀`о)」
僕 「…さようなら…」
ちびちゃんさん 「天翔様!またねですよ!」
僕 「…!うん!またね!」
今までありがとう。ゆっくり休んでね。
おやすみ。神友。
最後まで読んで頂きありがとうございました♪
えっと…その…天翔様!
えっ?実際はどうなのかって?
ムフフ(о´∀`о)内緒ですよ!
それではまたお会いしましょうね♪