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『BLUE AMBER THE LUV』
〜俺の気持ちに気付いて欲しいです〜
EIGHTH COLOR 主様と執事
私は、悪魔執事じゃない。歳もとるし、寿命が来れば、いつか死んでしまう。だから、特別な関係になってしまったら、ダメなんだ。
私を失った時の悲しみ、痛み、喪失感、苦しみを味わって欲しくない。それなら、主様と執事の関係のまま終わった方が少しはマシだと思う。特別になると、それほどの痛みが伴うから。
2人に呼び出された私は見張り台に向かっていた。
ガチャッ。
『『主様…。』』
『……。』
『『その、申し訳ございません。』』
2人同時に頭を下げる。
『俺たち、主様のことを考えていませんでした。これはあくまで俺達の真剣勝負でしたから…。』
『主様のせいで仲が悪くなったと思わせてしまい…申し訳ございません。俺は、俺達は主様の気持ちを無下にしてしまいました。もし恋敵になったとしてもそのままの関係でいて欲しいという主様の気持ちを……。』
『ハウレス…フェネス…』
2人の熱い想いに胸がキュッとなる。
『主様に決断を委ねるようで心苦しいですが…。』
2人は私の手を取る。
ギュッ。
『主様の気持ちが決まったら…気持ちを告げに来て欲しいです。』
『私の…気持ち…』
『はい。俺達はもう急ぎません。主様の心の整理が着いたその時までお待ちしております。』
『…っ。いいの…?だって、私はいつか死んじゃうんだよ…?』
『『…はい。』』
『みんなみたいに不老じゃないからいつか、寿命が来て死んでしまう…それなのに、私のことを好きでいてくれるの?』
『『はい。いつか主様がいなくなるその日まで俺たちはずっと一緒にいたいと…そう決めたんです。』』
改めて主様から言われると…やっぱり重いな。
俺たちは不老。主様はそうじゃない。
『……分かった。じゃあ…約束して。
どんな結果になっても…受け入れてくれるってこと。』
『『かしこまりました。主様。』』
私の手を強く握り、2人は跪いた。
その手の甲に誓いのキスを落として。
その日の夜――
『そうか。仲直りしたんだな。』
『ボスキのおかげだよ。ありがとう。』
『主様……。ふっ。当たり前だろ。俺は主様の執事なんだから。』
『ふふっ。ありがとう。』
『あぁ。ほら、もう遅いから寝ろ。部屋まで送る。』
『うん。』
俺は主様を部屋まで送り、廊下を歩く。
『ったくあいつら……俺が何か言わないと大事なことに気付けないとは…はぁ。』
(まぁ、あいつらの話を聞かないのは今に始まったことじゃねぇか。)
『しかし……主様のことを2人が好きになるとはな…ふっ。昔のあいつらなら驚いてるだろうな。…ふわぁ、ねみい。俺も寝るとするか。』
三角関係は複雑に絡み合うが、関係は必ず修復出来る。少しずつ、少しずつ。
次回
NINTH COLOR 青色の空に誓い
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MAKO
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コメント
1件
いやもう、めちゃくちゃ良かった……! 「俺は悪魔執事じゃない」ってところから始まるボスキの諦めにも似た覚悟が、逆に重くて切なくて。でも2人が気持ちを伝え直して、主様の「いつか死ぬ」って不安にも真っ向から向き合うのが熱すぎる。「どんな結果でも受け入れる」って誓いのキス、最高だった。 三角関係が拗れる話は多いけど、この作品はちゃんと全員がお互いを想ってて泣けるわ。次回のタイトルも美しくてそわそわする🔥