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穴に入って2階に行くなり、2階の和室はいたずらされていた。
「汚ねぇなぁ………」
壁にはオホーとか言うセリフが書かれていたり、「シャオロン参上!」って書かれていたり、とにかくペンキでベトベトにされていた。
(とりあえずアルコールで酸化させて落とすか………)
15分後………
壁のペンキは全て落ち、ついでに部屋もピカピカになった。
(そういやついノリで掃除もしたんだっけ………)
床の穴はホームセンターで材料揃えて、埋めるべきだろう。お茶してるときなんかにゴ〇ブリが出たら嫌だし。
(けど両親ゴ〇ブリをワンパンできるからな………)
普通に怒られるの嫌だから埋めよ。
………
一方その頃、我々怪盗団本部では、シャオロン、ゾム、コネシマがトントンに説教を喰らっていた。鬱先生は逃げたらしい。
「芽郁ちゃんを捕まえるって言ったよなぁお前らぁ!?」
「「「はい、スミマセン………」」」
「全くもう…………」
「ハッハッハ!それにしても悪戯は最高ではないか?」
「お前さんはさっさと書類やらんかい倍増するで」
「ア、ハイ」
書類サボっていたずらの映像を見ているグルッペンも怒られたらしいです。
………
その頃ぼくは、○ーナンに来ている。○ーナンは家から歩いて20分ぐらいの距離だ。
んで今は2階の和室と同じ畳を探してる。確か樹脂で作られたものだったはず。
畳と言えば…………クソ猫がしょーてんで自ら性癖をバラした回を思い出すなぁ。
「『あ、娘さんですか?』って言ってたっけー?ありゃホントに笑ったなぁ」
そんなことを思い出していると、左肩から気配を感じた。後ろを振り向くと、噂をすればなんとやら。やはりクソ猫がいた。
クソ猫の手を振り払い、レジでお会計をしようとすると、カチっと何かをはめる音がした。でも空耳だと思ってお会計を済ませ、家に帰った。
………
家に帰り、2階の床を直した後、いつも結んでいる三つ編みが解けそうだったから、鏡を見ながら編み直していると、あるものが首元に見えた。**紫の首輪だった。**ぼくは驚きのあまり、声にならないようなかすれた声で叫んでしまった。