私はそれから敦くんと会うことが出来なくなった
厭、避けていたのかもしれない
私は臆病な人間だ。
後輩から相談されたと言うのに何も言い返すことが出来なかった臆病者だ
一方敦くんはいつもどうり過ごしていた
後輩にこんなことで1歩先に行かれてしまったのかもしれないかな(笑)
国「太宰!」
国木田だわんわん吠える悪い犬のような大きい声で私の名前を呼んだ
太「なんだいくにきぃだくん私今忙しいのだけど」
国「何が「忙しいのだけど」だ!椅子に座ってるだけのやつが忙しいわけないだろう!」
太「そんなこと言ってたら心臓病にかかるよ」
国「また嘘なんだろう!」
乱「国木田~それホントだよ」
国「本当なんですか!?」
国木田くんが驚きながらも手帳にメモをしている
そんな時調査に行っていた敦くんが帰ってきた
敦「ただいま戻りました!」
国木田くんが敦に「おかえり」と少しイラついた声で言った。
その中乱歩さんは「敦ぃ〜僕のお菓子買ってきてくれた〜?」といつもどうり呑気に敦くんに聞いていて敦くんがいつもどうり「買ってきましたよ!」と答える
矢張り敦くんはいつもどうりだ。
私にあんな相談をしておいてどうしたらそんなふうに接触できるのかは私には謎だった。
私は何だか気まずくなりドイレへ行った
すぐにトイレに行き、少し休憩した
あの場所へ戻ると私は国木田くんに「入水してくるね」と、嘘をついて探偵社を出た、国木田くんがなんか言っていたけども気にしなくてもいいだろう
そこら辺をほっつき歩いてると1番会いたくない人に会ってしまった。
ここから逃げる方法を考えていると、
『太宰じゃねぇか!なんでいんだよ!』
話しかけてきた。
私のことが嫌いなら無視すればいいのにいちいち話しかけてくるもう私の事好きなの?
太「私は、君に構ってる暇はないのどっか行ってくれない?」
中「俺が話しかけてやった癖に、もう行こうとしてんじゃ……」
中也が急に黙り出した。
私はつい、「え、なんで黙った」と言ってしまった
このまま行っとけば無視できたかもしれないのに
中「お前、顔色悪いぞ大丈夫か?」
太「は?君に心配される筋合いなんかないし体調も悪くないんだけど? 」
中「るっせぇデコさわんぞ」
太「ちょ、やめ、」
中「めっちゃ暑いぞ!てめぇ熱あるんじゃねえのか?」
太「はぁ?別にないけd」
太「ゲホッゴホッハァーッ、ゲホゲホ」
嗚呼、最悪だ中也の前でこんな姿を見せてしまった
後で絶対いじられる
中「てめぇ絶てぇ熱あんだろ! 」
中「て言うか今日仕事じゃねぇのかよ!」
中也の声が頭に響くすり潰されるように頭が痛い
最悪だ、会うんじゃなかった
太「五月蝿い、頭に響く」
中「あ、嗚呼、すまん」
そう言い中也が背中を見せてしゃがんだ
太「何そのポーズ」
中「おぶってやんだよ!」
太「別にだいじょ、」
そこで私の意識は切れた
気絶したのだろう。
最悪だ。
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