「「「え、、、?」」」
私は見てしまった。そう、お母さんのスマホの画面を。そこに映っていたものは私が最も望んでいないことだった。
「見ないで〜!これはお守りなの〜!」と言って隠されたホーム画面。
でも私は見たのだ。そこには絵馬に「子宝祈願」と確かに書かれていたのだ。
「信じられない。信じたくない。」
大きすぎるため息が出た。私はこれ以上義理の兄妹が増えるのにはもう、うんざりなんだ。
そう、義理。私の家族はお母さんと私とお兄ちゃんの3人家族だ。つまり、シングルマザーというやつだ。お父さんとはたまに会うくらいでそこまで頻度は高くない。なぜなら、お父さんには再婚相手との子供、、、つまり私の義理の兄妹ということ。 だから、私たち本当の兄妹に時間をさいていられないとのことだそうだ。私はよく思う。ひとつ屋根の下。両親が仲良くて、同じテーブルで温かいご飯を食べて、、、
「「「「ああああああああああ!!!!」」」」
もう嫌気がさす。私が望んでいるのは両親の幸せなんかじゃない。義理の兄妹でもない。自分の幸せだけだ。人間なんてみんなそんなもんだ。結局は自分の幸せのことしか考えてない。
大好きだった両親は義理の兄妹にばかり、まるで薬物乱用かのように、依存性が強い。どんどんそちらにばかり吸い込まれて私たちなど視野の半分にも満たないのだ。
切ない、悲しい、苦しい、寂しい、負の感情ばかりでてきて、、そんな考えしかできない自分にも嫌気がさす。
お父さんにはもう私たちは見えていない。お母さん。あなただけは私たち本当の兄妹を見捨てないでほしかった。
いいや、まだ決まったわけじゃない。でも、このままでは嫌な予感がするのだ、、、。少し感情的になりすぎたな、、、。
でも、私はやめた。これ以上両親に、お母さんに依存するのも、信じることもやめた。
私は信じない、信じることをやめた。
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