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渡辺も悩んでいる。ラウールがキスしてる時、渡辺の唇を舐めるのだ。

毎回ではない、今までで2度。

目黒に言えないでいた。

「親愛のキス」を超えてこようとしてる。渡辺は分かる。

少しくらい抗ってもラウールの腕の中。身動き取れない。



何でも言う約束。

渡辺はスタンプを撫でる。



渡辺ーあのさ・・。

目黒ーそろそろやめ時?

渡辺ーん、その方がいいと思う。

目黒ー何されたの?

渡辺ー・・。

目黒ー翔太くん?

渡辺ー俺の唇を舐めるんだ。

目黒ーあいつ〜。

渡辺ー叱らないでやって?

目黒ー親愛超えてる。

渡辺ーん、だからもうしない。

目黒ーラウにそう言えばいい?

渡辺ー可哀想だけど・・。

目黒ー翔太くんは、俺のパートナー、いつまでもラウにキスされるの俺が嫌。

渡辺ーん。そうなんだけど。



はっきり言わない渡辺。

目黒は嫌な予感がした。でも、今回は目黒が言い出したこと。

渡辺にとっては、「好き」は1つ。

「キス」も大事な人とする本気のキス1つだった。

それを、いっぱいあるんだと言ったのは目黒。

今更、ダメだと言うのは、渡辺を翻弄させることにならないだろうか?勝手なことを言っていると思わないだろうか?



目黒ー翔太くん。

渡辺ー分からない、今になって嫌なんて。

目黒ーごめんね、そうだよね、してやってって言ったの俺だもんね。



渡辺は泣く。目黒の腕の中。

また、渡辺を混乱させている。

「キス」にいっぱい種類があるって自分から調べた。

恋人、親子、友達など。本気のキスは恋人だけ、後は親愛のキス。

泣きながら勉強したと言った。

今更ダメと言うのは目黒の勝手だろう。



目黒ー俺の勝手だね。

渡辺ーラウにしてやってって言った。

目黒ーそうだよね。今になって嫌ってダメだよね。

渡辺ーでも、ラウが怖い。

目黒ー舐めるから?

渡辺ーん、もし、本気のキスしてきても、俺敵わない。

目黒ー翔太くん、ごめんね。

渡辺ー何で、目黒が謝るの?

目黒ー翔太くん、愛してる。



抱きしめて、恋人のキスをする目黒。渡辺はしがみつく。

泣いている。キツく抱きしめ何度もキスをする。


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