(名前)side
『ただいま~…?』
家に帰るとリビングの方が騒がしく忍び足で近ずきドアを静かに開ける。
そこには一二三さんと独歩さんの姿があった。
どうやら2人は今日と明日休みなようで、家に泊まるらしい。
兄さんは私に気づき
「(名前)、おかえり。」
と言った。独歩さんもそれを聞いて私に
「お、おかえり..」
と言った。一二三さんは
「(名前)っちおかえり~!」
と元気に言った。何故か一二三さんは女性恐怖症なのに私には普通だ。
なんでかは分からない。
でも私には克服してるならいいや。とあんまり考えていない。
兄さんは (名前)も手を洗ってきて座りなさい
と言った。
手を洗いその場に戻ろうとすると私のスマホ二一件の通知が入った。
『?』
通知の内容を見れば
お兄さんからだった。
メッセージ内容は
【ねぇねぇ 明日暇?暇だよね!遊びに行こ~よ!】
と書いてあった。
随分強引だな..とは思ったものの服を選んでもらったしその礼に一緒に買い物とかすれば..と思いすぐ返信をした。
明日の11時シンジュク駅で待ち合わせらしい。確かお兄さんはシブヤだったのに..なんか悪いな。
そう思いつつリビングへ戻った。
兄さん達(主に独歩)は職場の愚痴などを話していて兄さんもとても楽しそうだ。一二三さんはゲラゲラ笑ってる。
『…なんかあの場に入るのなんかあれだな…』
そう思い部屋に戻った。
自室は白いもので統一されていて、あまりカラフルなものがない。
しいと言えば お母さんに
貰った カラフルなユニコーンのぬいぐるみくらいだ。
もうボロボロだけど毎日枕元に置いて共に眠っている。
私はぬいぐるみの頭を撫で、勉強机に置いてあるPCを開いた。
『….』
特にすることはないがとりあえず開いてみるとダウンロードしていたゲームが目に入る。
久々にやってみると案外楽しくてつい時間を気にせず楽しんでしまった。
19時頃だろうか兄さんが
「(名前)、ご飯出来たよ」
と言った。
私もその言葉ではっ..となり急いでリビングに向かった。
4人でご飯を食べる。なんだか懐かしい気分だ。
ふと隣を見ると隣には兄さんではなく一二三さん。私の向かいに兄さん。その横に独歩さん。
3人とも笑いながら食べている。
真顔なのは私だけか..
何故か悲しくなりながらもご飯を食べる。
すると隣から
「(名前)っち~?どったの元気ないじゃん」
と一二三さんが不思議そうな顔で私に問いかけた。
『..あ、いえちょっと考え事を..』
私がそう言うと兄さんは
「おや、(名前)が考え事なんて珍しいね」
と言った。
なにそれ普段馬鹿だとでも言いたいのか?(
「..で、その考え事とはなにか教えて貰えないかな?」
『あ~..』
ここで言ったら服を買いに行ったのバレる。
そう思い言わないことにした。
食後は一二三さんが持ってきた人生ゲームで遊び、22時頃、私はプレゼントのことを思い出し自室に戻りラッピングをしてリビングへ向かった。
ラッピングの中には バラエティTシャツとお兄さんに選んでもらったかっこいい服。
兄さんの方をポンポンと叩き
プレゼントを渡すと兄さんは嬉しそうな顔で ありがとう
と言った。
私は兄さんのこのいつもの笑顔ではなく嬉しい表情の兄さんが大好きだ。
だからこれからもその笑顔で色んな人を救って欲しい。
そう思うばかりだ。
寂雷side
朝一二三くんから電話が来て何事かと電話に出ると久々に
4人で
遊ばないか
との誘いだった。私もちょうど思っていたので二つ返事をし、電話を切った。
(名前)は14時頃出かけて、それと入れ違いに一二三くんたちが来た。
3人で日頃の愚痴や色んな話をした。
「..(早く(名前)帰ってこないかな)」
そう思いながら3人でテレビを見る。
2人の顔を見ると2人も
(名前)のことを考えているようだ。きっと早く帰ってこないかなと思っているんだろう。
そしてその数時間後(名前)が帰ってくると独歩くんと一二三くん(勿論私も)嬉しかった。
その後食事を楽しみ22時頃くつろいでいると(名前)が私の方を叩いた。
何かと思いそちらを見ると(名前)は
『いつもありがとう』
とプレゼントをくれた。
それが嬉しくて、幸せで。
(名前)から出た
あの”名前”
を聞くまでは
本当に嬉しかったんだ。
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ど~も!今回のも見てくれておおきに!!
次の話も楽しみにしとってな~!
ほな、また会おうな~
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続きが楽しみ