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6 - kr×kn テスト➀

♥

222

2024年11月16日

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kr×kn テスト


・学パロ

・付き合ってません

・Rなし

・地雷さん自衛お願いします






キーンコーンカーンコーン




教師

「では全員筆記用具を置いて解答用紙を後ろから前に送ってください」



ふー、、、



終わったー、、、



たった今、俺は高校生活最後のテストを終えた。


大学もすでに決まっており頑張る必要はなかったのだが多分今までで一番頑張ったテストだ。




👓

「きんとき!どうだった!」



そんなでかい声が前から聞こえてきた



🎤

「まあぼちぼちかな〜」



そんなの嘘。ほんとはめっちゃ自信あるし



👓

「俺絶対今回もお前に勝ってるわ」



🎤

「いや俺も今までで多分一番いい」



👓

「俺も今回一番できたし」



🎤

「ばか」



👓

「いつも負けてるくせに」



🎤

「うるさいばか」



こんなくだらない張り合いを仕掛けてきたこいつは俺の大親友



、、、というより好きな人、かな。




こいつのせいで俺は今回頑張らなくちゃいけないハメになってる




👓

「まあ総合順位がでるを楽しみに待っときな」



🎤

「ふん」




簡単にいえばこいつとは毎回テストの順位を争っている。


普通に点数争いをしてるだけ、といえばそうなんだが俺にとってはこの点数争いがすごく重要なのだ。



俺は今まで一度もこいつに勝ったことがない。


そこで決めた。



というか友人に決められた。



今回こいつに勝ったらこいつに告白する、と。





これから大学が離れ会う機会などそうそうなくなってしまうからその前に告白をするべきだという算段らしい





🎤

「とにかく今回こそは絶対勝たせないからね」




👓

「おれも今回ばかりは譲れないから」








🎤

「ッ、、、」


結果が出た。


結局こうなんだ。


俺がどんなに頑張ってもきりやんは越せないんだ。



周りが笑い合いながら盛り上がっている中、俺1人だけ総合順位を見て気分が下がっている。







きりやんが一位で俺が二位。




もう見飽きたよこんな順位。




今まで俺らだけは順位が変わることなんてなかった




今回こそは変えてやろうと思ったのに、




🎤

「告白なんてするなってこと、、かなw」




半笑いになりながらそう呟く


これ以上ここにいたらなんか悲しくなりそうだからその場を立ち去ることにした。




ドンッ



🎤

「うぉ、、」



👓

「あ、きんときじゃん」



🎤

「あ、、」



大好きだけど、大好きだけど、今は会いたくない。



🎤

「きりやんが1位で俺が2位だった」



👓

「お、まじ」



🎤

「いや俺だって今回すごい頑張ったんだよ?今までで一番がんばったの」



👓

「あ、でも2点しか変わんないよ?今までで一番差少ないよ。えらい。」



そうやってきりやんは俺より少し大きな手で頭を撫でる



そういうとこがほんとに好きなんだよなー、、



🎤

「でも悔しい」



👓

「うーん、じゃあ今日は飯行くか!」



🎤

「え」



👓

「俺奢るよ?」



🎤

「うーん、、、」


正直勝ってないのに告白するとかいうことをできる性格でもないし、でも告白はしたかったし、きりやん見てたら悲しくなるから嫌だ。



でも一緒にいたいのは前と変わんないし。



奢りだし、、!




🎤

「奢ってくれるならいいよ」



👓

「金に貪欲だな」



🎤

「うるさい」








👓視点



俺は決めていたことがある。



というか友人に決められていたこと。



それは今回のテストできんときに勝ったらきんときに告白する、ということ。



そして無事勝ったのはいいのだがきんときがいつもよりひどく落ち込んでいて困ってる




これほんとに告白していいのか??




🐼

「なにきりやん困ったなって顔してんね」


👓

「うわ、びびるからやめろ」


🐼

「で、どーした」


👓

「いやなんかきんときに勝ったはいいけどきんときめっちゃ落ち込んでるし告白するの今じゃないかもなとか思って」


🐼

「きりやん、それは甘いぞ。」


👓

「おお、、」


🐼

「まあきんとき多分喜ぶし大丈夫だよ」


👓

「だといいんだけどね」


🐼

「まあいい!とりあえずお前男だろ!いけ!」


👓

「暴論だなあwまあがんばるよ」


🐼

「がんばれ!成功したらパフェおごってやるからさ!!」


👓

「なかむが食べたいだけだろ」




すべての発端はこいつだからまあ何とでもいえるだろうけど、案外こういうのはうれしかったりする。



👓

「まあ、ありがと」



とりあえず礼だけ言って、根拠もない淡い期待を抱きながらきんときの待つ校門へと向かった。

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