どうも。wakaです。またもや投稿遅くなり申し訳ございません‼もうなんか前の話は超中途半端な感じで終わってしまっていたので…
そして‼もしかしたら恋愛要素が入ってるかもしれません‼そんなあからさまなラブコメではないんですけれども…もし「おいおい勘弁してくれよ…キリトとヒロイン達、ユージオとティ―ゼだけで十分だっての‼」って方は、ブラウザバァァックしてください!いや、ユージオとティ―ゼもこの時なんかちょっとあったじゃないですか‼だから‼入れたいと思ったんです‼別に、読み飛ばしても原作と同じ流れなので、物語に支障はありません‼
長文失礼しました。それでは、今回もお楽しみください!
人影が少なくなった上級修剣士寮の廊下にて
ユ「もう‼後ろで怖い顔しててって言っただろう⁉ヒヤヒヤしたよ‼」
キ「あの時のライオスの顔、傑作だな‼ははは‼」
怒りよりも心配の方が勝っている表情でユージオが言う。その隣では、キリトがスッキリした顔で大笑いしていた。
ハロ~ミオです‼え、何をしたかって?それはね…
ミ「ライオス殿の問いには私がお答えいたしましょう」
ラ「ほう…?」
私は、言ってやった。
ミ「ウンベール殿がフレニーカに行った事。それは、貴族なら絶対にしない事。具体的には…そうですね…相手が女性だろうと男性だろうと、不快に思ってしまうことです。あと、私はフレニーカに会った際に、今回の件について相談をされました(嘘)。おそらく、ユージオ殿に言うのは難しかったのでしょう。これでもう馬鹿野郎ではないライオス殿はお分かりいただけますよね?ウンベール殿は知りませんが」
ウ「何⁉二等貴族だからって…」
あえて『貴族』と付け加えることで、自尊心の塊ことウンベールを煽っていく。それでもなお突っかかって来るウンベール。いやうるさすぎる。
ウ「貴様、オレは次席だぞ⁉」
ミ「だから…」
ミ「そんなん関係ないって。本当に主席のライオス殿と違って馬鹿ですね」
言ってやったぜ‼( ー`дー´)キリッ
目の前では唖然としている主席と次席。やばい超面白い。後ろでは、ユージオがアワアワしていて、更に後ろではキリトが必死に真顔を作っていた。顔を真っ赤にして言い募ろうとするウンベールを無表情で制するライオスに、私はさらに言った。
ミ「これ以上話すと時間の無駄です。これから改善されない場合は、正式に教官に調べてもらいます。それでは、失礼いたします。キリト殿、ユージオ殿。行きましょう」
キ「あ、ああ」
ユ「え、あ、うん」
未だによく状況が掴めていないご様子のお2人の背中をぐいぐい押して部屋から出て行く…と見せかけて、私は最後に一度振り向いた。
ミ「もし…フレニーカにこれ以上危害を加えるのであれば、剣を抜くことも容赦しないので」
この言葉には、ライオスは酷薄な笑みを浮かべた。
ラ「フフッ、君は第7位だろう。私は首席だぞ?」
ミ「この世界はそんな常識をも覆す力があるのですよ。知りませんか?」
そう言い放った時のあいつらの顔は覚えていない。
キ「流石ミオだよ」
ユ「はぁ…もう…」
ミ「まぁまぁ、落ち着いて。だってライオス、明らかにユージオを挑発してたじゃん」
うん。これは確定だ。ムカつくなぁあいつ。一回腕斬ってみないと正気に戻らないんじゃない?
キ「きっと、フレニーカの事がティ―ゼ達を通して俺達に伝わるのも全部計算済みで、あそこでユージオがウンベールに言いすぎたら逸礼行為と認定して、最大限の懲罰を科すつもりだったんだろうな。…それはミオによって失敗したけど」
ユ「まさか…全部見越しての事だったのか…なんてことだ…」
あからさまに落ち込む天使ユージオ。あああああああ‼そんなに落ち込まないで‼大丈夫なんかあったら私が全力で死ぬ気でライオス達を倒すからね‼
ミ「大丈夫‼責めないで‼」
キ「そう自分を責めるなよ」
キリトがユージオの肩に手を置いて、慰めるように言う。えっ、好きぃ。
キ「どうせ、すぐに最初の検定試合があるんだ。学院代表になるには、あいつらにも勝たなきゃいけない。遅かれ早かれ恨みは買ってたよ」
ミ「そーそー。でも、教官に調査を依頼できるように書状は準備しておいたほうが良いと思う」
キ「俺もそう思うよ」
そうして、私達は部屋が違うので別れた。まぁ、隣の部屋なんだけどね。でもその後書状を書くために一度だけキリトとユージオの部屋に行ったけど。
次の日は、音沙汰もなく終わった。あいつらが睨んでくる事も無いし、うざく絡んでくる事も無い(時々ウンベールが震えた目で見てくるけど)。フィルにも伝えておこうと思い、私はユージオと一緒に部屋に戻った。え、キリト?キリトなら図書館に本を返しに行ったよ‼
ユ「じゃあ、夕飯の時迎えに行くからね」
ミ「了解‼」
そう交わして、お互いに自分の部屋に戻った。
4時を知らせる鐘が鳴る。すると、丁度ぴったりに長身の青年が部屋に入って来た。
ミ「やっほー、フィル」
フィ「こんにちは。…‼」
驚いたように部屋を見回すフィル。え、どうした?
フィ「今日は片付いていますね…。何かありましたか?」
ミ「いやいや最近ずっとこうでしょ‼」
フィ「そうですか。では」
そう言うと、フィルはどこからか持ってきた雑巾を片手に、部屋を掃除して回った。時々「服が落ちてますが」とか、「これ文房具ですよね。大切に使ってください」とかツッコミが飛んでくる。ひえぇぇぇ、ごめんなさいぃぃ‼
そして、きっちりと30分で掃除をすみずみまで終わらせると、銀髪の青年はブーツの踵をかちりと鳴らした。
フィ「ミオ上級修剣士殿、ご報告します。本日の掃除、滞りなく完了しました」
ミ「お疲れさま‼いつもありがとう‼」
フィ「っ…」
いつも通りに言ったつもりなのだが、フィルは一瞬目を見開き、後ろを向いた。え?どうした?
ミ「だ、大丈夫?」
フィ「…これだから先輩は怖いんだ……無自覚って…」
ミ「怖い?無自覚?どうした本当に」
フィルの口から聞こえた言葉をそのまま唱えると、フィルは勢いよくこちらを向き、顔を真っ赤にして慌てたように言った。
フィ「なんでもありません‼忘れてください!」
ミ「なぁーんだよぉ。珍しいねぇ、あのやんちゃ坊主フィルが」
少しだけ茶化してみると、さらに顔を真っ赤にして叫んだ。
フィ「俺はや、やんちゃじゃありません‼向こうが悪いんですよ‼」
ミ「いやいや、もう認めてるじゃん」
まぁ、座ろう?ちょっと報告もしたいし、とソファに座るように促すと、フィルはまだ何か言いたげだったが、素直に座った。
すると、何かを察したフィルは真剣な顔になった。
フィ「フレニーカの件、ですか?」
ミ「ご名答。一応、ライオスとウンベールに抗議はしておいた。でも、これ以上何かするのであれば、教官に正式に書状を提出するつもりだよ」
フィ「そうですか…ありがとうございます」
そう言ってほっと安心したような顔になるフィルは、私に向かって頭を下げた。そして、顔を上げるとフィルの朱色の瞳と目が合う。その瞳は窓から差し込む夕日のせいか、綺麗に見えた。
フィ「俺、フレニーカがずっと心配だったんです。初等練士になって、一番最初に仲良くなった女子があいつで、傍付き練士になれて嬉しそうだったのに…最近はずっと下ばっかり向いて、大丈夫かって聞いても弱弱しい笑顔で『大丈夫』って言うだけで、誰とも話さなくなって…」
フィルは、下をむいて悔しそうに拳を握りしめた。
ミ「そうだったんだ…」
これはかなりの重症だ。たしかに、私もウンベールとかあーゆー奴らにそういう事されたら、病むだろうな。もしかしたら引きこもるかもしれない。
ミ「本当に、よく耐えたんだね。フレニーカちゃん。もう大丈夫‼もしなんかあったら言ってね‼いつでも良いよ‼って。多分私がフレニーカちゃんに直接言うと緊張しちゃうと思うから、フィルから伝えてくれる?あ、ティ―ゼちゃんとロニエちゃんが伝えてくれてるかな」
私もそうだったからね‼入学式とかで、必死に友達を探したけどいなかった時のあの絶望感‼私は陰キャの要素が入ってるからね‼友達は出来にくいんだよ‼悲しい‼
フィ「そうだと思います。でも、一応伝えておきますよ」
そう言うとフィルは、ソファから立ち上がり、今日初めての笑みを見せた。そして少し恥ずかしそうに横を向く。
フィ「えっと、ミオ先輩。本当、にありがとうございます」
ミ「お?恥ずかしいのか?改めて礼を言うのが?なんだ可愛いところ「可愛くない‼」…そう?」
フィ「失礼しました‼」
顔を真っ赤にして部屋から出て行ったフィル君。最初部屋に入って来た時の冷静なフィル君はいなかったね‼
そこで、一言零してしまった私は悪くない。
ミ「何、あのツンデレ属性付きの超優秀な後輩って…最高過ぎんだろ」
思わず、天を仰いだ。
ミオ・マルウィス(19歳)
この日初めて傍付きにツンデレ属性があることを知った。ウンベール、あの時なんで懲罰行為だって思わなかったんだろう?(ミオが馬鹿って言った時)次回、決着の時?
キリト(19歳)
今回はほぼ出てこなかった。ミオの行動と相手の表情に大笑い。もうミオはもう一人の相棒状態。そりゃあ、2年間もほぼ一緒に居るんだ。当然だろ?
ユージオ(19歳)
ミオ、ライオス達に何やってるんだ…‼ってずっとアワアワしてた。原作通り、ティ―ゼに「きっと君に会いに行くよ」と約束をする。ユージオにとっても、ミオはもう一人の相棒。
とうとう次回かその次の話が『あの話』です。本当に胸糞悪いです、ライオスとウンベール。こんなにアニメキャラに殺意沸いた事無いです。まぁ、あの話が無いと次に進めないんですけどね。ああ、カニ時空にすれば良かったかなぁ。
今回も呼んでくださってありがとうございました!
コメント
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うう…とても…とても………なんて言えば良いんだろ?えっと…。ごめんなさい!良い言葉が見つからなくて…語彙力(と、アカウント消してしまったこと[このアカ2代目])でちょっと……あ、いや、悪かったわけじゃないので…良すぎてふさわしい言葉が見つからなくて……えっと…次も楽しみにしてます!が、頑張って下さい!