🍌視点
一人ぼっちの部屋にチクタクと
時計の音が響く。
『…さびしいよ、ぼんさんまだぁ?』
もちろん返事は帰ってこないけど。
今日は仕事の関係で
飲み会に行ってるらしい。
なんか大事な取引があるとか。
しかたないけどはやく帰ってきてほしい。
最近は自分が寝てから帰ってきて
起きる前に家を出ちゃうから
なかなか会えていない。
『あいたいよ…』
やっぱりこの声は届かない。
🍆視点
時計の針は10時をすぎた。
せっかく今日は
はやく帰れるはずだったのに
急用の取引で飲み会に参加しなくちゃ
いけなくなってしまった。
おんりーちゃんには悪いと思ってる。
最近一緒にいれていないし
寂しいおもいをしているに違いない。
今日は久しぶりに
走って帰ってみようかな。
軽やな足取りでおんりーちゃんの待つ
我が家に向かった。
🍌視点
時刻は11時を回ったところ。
玄関で物音がしたので
顔をのぞかせて見れば
少し息のきれたぼんさんの姿が。
顔をのぞかせていれば
自分に気づいたのか
「ただいま。
おんりーちゃん起きててく…」
言い切る前にぼんさんの胸元に飛び込む。
『…おかえりなさい…。』
お酒や香水の匂いで鼻がツンとしたため
ぼんさんから離れる。
「??酒くさかった??ごめんね〜。」
下を向いていれば壁ドンをされ
ぼんさんと目が合う。
「ちょと我慢してて。」
と気づけば目の前にはぼんさんの顔が。
急いで目を閉じれば唇に
柔らかな感覚とお酒の苦味が。
「なに?目とろんとしてるよw」
ととっさに出たのは
『や、やめてぇ///』
の三文字だった。
1000♥↑
コメント
7件
尊すぎたので4000♡にさせて頂きました( '-')
あ、ありがとうございます😇✨💕