「うぐっ…」
((何だこの異常な胸の痛さ……誰か…))
バタッ
「何、うるさいな……って!翼、?」
その時の記憶はもうない、、桜から聞いたが俺は運ばれたらしい。
「あれ、ここは、?」
「病院。」
「あ、桜。ごめんね、また迷惑かけちゃった。」
「謝んないでよ。僕が悪いみたいじゃん。」
「あ、うん、ごめん。」
桜が突然立ち上がる。
「どこ行くの、?」
「帰る。」
「あ、そっか。ごめんね。」
俺は、桜に迷惑しかかけない。
桜はきっと、いや、絶対嫌いだろう。
ガラガラ
「ん、?あ、姉さん。」
「さっき桜ちゃんと会ったけど…何かあった?」
「え、?いや、特に。」
「桜ちゃん泣いてたよ…もう見た事ないぐらい。」
((え、?あの桜が、何かあったのかな……))
「嘘だ、俺、そんなに傷つけてたのか、、」
「え!?ちょ、翼!どこ行くの!」
俺は無意識に走り出してしまった。今は桜を追いかけないと、俺、また大事な人を無くしたくない。「桜!!」
「は、?ッ、翼…」
「なんで、なんで泣いてるの…?」
「おれ、桜を傷つけてたんだ、ごめん、こんなに泣かせて。ごめんなさい…」
「ッッ…泣いてないし!…翼泣くなよ。」
「ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい…!」
「落ち着けって、、その、違くて、僕が翼を傷つけてた。」
「え、?」
「ホストってだけで翼に対する発言がキツくしてた。本当にごめん。」
「…!大丈夫だよ、俺は。俺も桜にちゃんと言えなくてごめん。」
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