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コメント
3件
よし。真壁ぇぇぇぇぇ!!4ねぇぇぇ(ノ´・ω・)ノ⌒💣 毎度ながらお上手(*´ω`*) 続き頑張ってね!!!
読了しました。この話、めちゃくちゃ面白かったです。真壁の「問題ある」「この少年は異常だ」の断言に一気に引き込まれました。動けないのに施設構造を分析し、移送を察知するコナンと、それを秒単位で読み切る真壁——両者の“観察力”がモニター越しに噛み合う展開がゾクゾクします。特に「まだ何も始めていない。だからこそ怖い」という台詞、最高です。次が気になる終わり方でした!
地下施設・監視室
薄暗い部屋。
壁一面のモニター。
映っているのは全て同じ少年。
江戸川コナン。
監視員たちは忙しなく作業していた。
その中で一人だけ。
全く動かない男がいる。
黒縁眼鏡。
無表情。
年齢は二十代後半。
組織内コードネームは持っていない。
だが実力だけで信頼を得ている。
男の名前は――
真壁。
真壁はモニターから目を離さない。
部下
「被験体Kは拘束状態です。」
「問題ありません。」
真壁
「問題ある。」
即答だった。
部下
「え?」
真壁
「今、左側の壁を三回見た。」
部下
「……?」
真壁
「その後、天井を見た。」
「次に床。」
「そしてまた壁。」
部下たちは理解できない。
しかし真壁は分かっていた。
真壁
「何か見つけてる。」
部下
「ですが拘束されてます。」
真壁
「関係ない。」
モニターを見つめる。
真壁
「この少年は異常だ。」
静かな声。
真壁
「普通の人間なら脱出方法を探す。」
「だがこいつは違う。」
「まず施設を理解しようとする。」
「次に相手の目的を考える。」
「最後に脱出方法を作る。」
部下たちが息を呑む。
真壁
「だから危険なんだ。」
その時。
監視画面の中で。
コナンが再び壁を見る。
真壁の目が細くなる。
真壁
「……やはり気付いたか。」
部下
「何にです?」
真壁
「秘密通路。」
部屋の空気が変わる。
部下
「まさか。」
真壁
「まさかじゃない。」
真壁はすぐに無線を取る。
「ライル。」
雑音。
ライル
『何だ。』
真壁
「被験体Kが異変に気付いている。」
数秒の沈黙。
ライル
『確実か?』
真壁
「確実だ。」
『……。』
真壁
「甘く見るな。」
「その少年は拘束されていても推理する。」
「動けなくても情報を集める。」
「油断したら終わりだ。」
ライル
『分かっている。』
通信終了。
しかし真壁は納得していなかった。
モニターを見続ける。
何十台もの映像。
その全てがコナン。
真壁
「……。」
そして小さく呟く。
「お前は何者なんだ。」
「本当にただの小学生か?」
その頃。
監禁部屋。
コナンは壁の奥から聞こえた声を思い出していた。
『被験体Kの移送準備を開始する。』
(移送。)
(つまりここは仮の場所。)
(本命は別にある。)
そして。
壁の隙間から吹く風。
(この向こうに何かある。)
コナンが再び壁へ視線を向けた瞬間――
監視室。
真壁
「……。」
真壁も同じタイミングでモニターを見る。
まるで。
名探偵と監視者が。
画面越しに睨み合うように。
そして真壁は新たな命令を出す。
「監視カメラを増設しろ。」
「死角をゼロにする。」
「今すぐだ。」
部下
「そこまで警戒する必要が?」
真壁
「ある。」
そして。
真壁は初めて少しだけ笑った。
「この少年は。」
「まだ何も始めていない。」
「だからこそ怖い。」
一方コナンはまだ知らない。
組織の中に。
自分の行動を一秒単位で分析している男がいることを――。
ーENDー