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〜言うことが聞けない君〜
ガラガラ
静かな教室のドアが開く
そこにはいつも遅刻してくる知ってるやつが立っている
綺麗な青い瞳が、こっちを見つめてくる
目が合う
慌てて合った目を反らす、自分の顔が赤くなってるような気がする
それに気づいて、そいつはこっちを見て、ニヤニヤと不敵な笑みを浮かべている
先生に問い詰められてるのを気にもとめず
一生こっちを見てくる、俺はやめて欲しいまである
どうして、そんなにこっちを見る必要があるのかそれを言うと俺もそうなる、別に相手に用事は無いけど、何故か気づいたら目で追ってしまっている
前テレビで見たな、、確か…..“恋”…..?っだったと思う恋なんて、ものは無縁だと思っていた、まさか幼馴染に恋するとは誰も思わない
これはそんな、誰の言うことも聞けない幼馴染に恋した俺の話
女子が廊下で話してたのが、耳に入った
女子「3組の桃くん、学校一のマドンナに告られたらしいよ!!」
女子2「マジで??」
女子「うん!!でも好きな人いるからって振ったんだって〜!」
女子2「その、好きな人って誰なんだろうね〜」
そんな感じの、よくある会話
幼馴染がよく女子に告白されているのを見る別にもう、なんとも思わない、慣れって怖い
それよりあいつの好きな人が気になるけど、傷つくのが怖いから聞けない、それよりも、俺とあいつ住んでる世界が違うし、あいつと幼馴染ってだけでも不思議なこと
キーンコーンカーンコーン
なんてことを考えていたら、あっという間に昼休みだ
綺麗な青い瞳がこっちに来る、
桃「橙!昼飯食お!」
女子の視線が痛い…..でもそんなこともお構い無しなこいつ、、
橙「あ、、うん、、、」
桃「どした?」
いつも話しているのに受け答えが心做しかぎこちないからか、思わずどしたと声をかけられる、俺は「別に」とだけ、あいつは寂しそうな顔で「…..そっか」と言う、まるで俺が加害者みたいだ…..
学校ではあんまり、話しかけるなと言ってるのに、容赦なく話しかけてくるメンタル、、逆に尊敬する
いつものようにたわいもない話をしながら屋上に向かう、今日は先客がいたみたい、、まさに告白の真っ最中それを見た、桃がこっちをニヤニヤ見てくる、、
橙「なんや、、」
桃「いや〜?なんでもなーい」
橙「そっ、今日はなんで遅刻したん?」
桃「え?ナチュラル寝坊」
こいつを少しでも心配した俺は馬鹿だった、こんなことを話してる間に、また一組のカップルが誕生した、おめでたいけど、少しもやっとする、、俺は興味本位で、あいつに「好きな子いるの?」と聞いてみる、すると「うん、、」と少し照れくさそうに言った、その瞬間俺は…..俺の心は何かが崩れる音がした気がしたそれでも、「誰?」と聞くとそいつは、「お前」とだけ言ってその場を去っていった、、
ほんとに達が悪い…..ここで言うのもなんだけど、、そんな所も昔から好き…..
なにこれ?
今なう(2023/10/12 00:26:38)だから深夜テンションよね、うん、、、