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見据えた先の世界では__。   完結

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見据えた先の世界では__。 完結

2 - 第2話 姿を消した幹部長。

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2023年04月19日

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〖そうですね。ふふっ。〗


〖幹部様、僕は仕事がまだ多数残っているので。〗

〖失礼します。では。〗

【またな!】

〖はい。〗



「何があったんだ…。」

「え、幹部様と甲斐田さん。」

「あんなに仲良かったの!?」

「え、え?」

「落ち着けよ。」




嫌われている訳では無かったのか。

怒っていたのも。

僕が、嘘と気づかずに、

幹部様の命令と有れば。なんて、

不謹慎な事言ったからだったのか。

まぁ、良かった。




【甲斐田ー!】

〖はい。どうしました?幹部様。〗

【今日の任務。俺甲斐田と一緒やから!】

【よろしくな!】

〖よろしくお願いします。〗

【おう!】


〖幹部様は、何故マフィアに?〗

【あー。】

〖あ、答えたくないのなら大丈夫ですよ。〗

【にゃははッ。】

【全然えーよ!】

【んー。俺がマフィアに入った理由かー。】

〖はい。〗

【特に理由はない!】

〖え、そうなんですか?〗

【おん。】

【何かボスに誘われて。】

【やりたい事も無かったし、まぁえぇか。】

【って思って入ったのがきっかけや!】

〖そんな感じでも入れるんですね。〗

〖マフィアって。〗

【そうみたいやなー。】

〖でも、幹部に迄なられる程に。〗

〖強いんですね。〗

【お?なんや、やるか!?】

〖やりませんやりません!〗

〖否、なんというか。〗

【なんや。】

〖幹部様が、表に出て敵を痛め付けている。〗

〖という、イメージがないもので。〗

【あー。】

【最近は、部下が強なって俺はボスからの命令がないからなー。】

〖そうなんですね。〗

〖幹部様に命令がいかないなんて事あるんですね。〗

【にゃははッ。】

【そういう、甲斐田もやない?】

〖え?〗

【俺も甲斐田が、人を痛め付けとるとこ。】

【見たことないで?】

【ほんまに殺してるんか?】

〖まぁ。それなりには。〗

【ふーん。甲斐田は結構。】

【ボスからの命令で表出る事多いよな。】

〖まぁ。有難い事に仕事を貰えてますからね。〗

【ふーん。】

【甲斐田。】

〖はい。〗

【御前。】

【普通のマフィアじゃないなやろ?】

〖へ?〗

〖え、普通のマフィアですけど…。〗


「え?」

「どういう事だ?」


【甲斐田、御前。】

【本当は、俺に敬語なんか遣わんくてえぇ立場に居るんやないか?】


「え?」


〖何故、貴方様が知っているのですか?〗

〖二代幹部の一人。不破湊幹部〗


「え?どういう事だ?」

「二代幹部って!?」

「一人は今の幹部様。」

「もう一人の幹部様。否。」

「幹部長は、姿を消して居ると噂の!?」


【やっぱりな!】

〖そうですよ。〗

〖ボスに頼んで隠す事に許しを貰っていたんです。〗


「え、じゃあ。」

「甲斐田さんって。」


【二代幹部のもう一人。】

【甲斐田晴幹部長。】

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