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olv🍵×ymo🎤
注意
◇ご本人様には一切関係ありません
◇nmmnです
◇地雷&苦手な方はお早めにご退出
◇ この先、名前の伏せ字なし
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〈夢追目線〉
今日は、オリバーの職場である大学構内の、ちょっとした広場のような場所にいる。
というのも、いつもは大学近くのカフェや、最寄り駅での待ち合わせなのだが、
今回はオリバーからのお願いで大学内での待ち合わせになった。
周りにはキラキラした大学生。
気がつけば自分はこの子達とは10も歳が離れているのか。
心なしか、疎外感を感じざるを得ない。
オリバーは直前まで講義があるようだ。
かといって、このままキャンパス内を徘徊するのも気が引ける。
そうだ。
門の辺りにいよう。
それならオリバーも見つけやすいだろうし、周りには僕と同じ待ち人もいる。
丁度いい。
_____________
〈オリバー目線〉
今日はこれから夢追さんと撮影に行きがてらのデートだ。
しかも今日は、学校構内での待ち合わせ…!
普段から、生徒たちが自分の彼氏彼女を門の近くで待たせて、駆け寄っていくのを見ていた。
あれ、なんか憧れる。
門の前に美形な人がいて、
実はその人自分の連れなんです…とか
そんなの合法的に自分の恋人宣言してるようなもんじゃん。
そうすれば、わざわざ面倒なことしなくても虫除けになるし。
我ながら、名案だ。
少しばかり、私の恋人を血気盛んな者どもが蔓延る場所に放って置くのは気が引けるが、待ち合わせ時間は講義終了の15分後。
いくら早く来る夢追さんでも、30分以上早くは来まい。
速る足で門へと急ぐ。
確か、さっき貰った連絡では門の前って書いてあったけど………
あ、いた。
大学では感じられない空気感を纏う、
美しい黒髪。
スマホを眺めている瞳には長い睫毛の影が落ちている。
いつもは片っ端から声をかける輩も、今日は遠巻きに眺めるだけ。
夢追さんの周りに結界が張られているのかと錯覚するぐらい、人が遠くから観察している。
一体、あの人の待ち人は誰なのだろうと
今か今かと待っている。
olv「夢追さん!お待たせしました」
愛しの恋人に駆け寄り、腰に手を回す。
ymo「お、講義終わったの?お疲れ〜」
先ほどまでの人を寄せ付けない神秘のオーラはどこへやら。
気づけばいつもの夢追さんだ。
olv「今日は質問者が多くて…すみません。こんな所で長いこと待たせちゃって」
ymo「ううん、全然大丈夫。多少老いを実感することはあれども、無事だから」
olv「老いですかw確かに、もうここにいるほとんどの人は10個ぐらい歳違いますもんね〜」
ymo「そうそう。よくこんな職場環境で仕事できるね。あたしなら1ヶ月で辞めてる」
olv「逆に1ヶ月は持つんですね」
ymo「辞めるのにかかる最低日数だよ」
olv「あ、そゆことw」
あぁ〜………この感じ。
癖になりそうだ。
こんなにかわいい恋人が自分のだって、
こんな大々的に広められてる。
私だって、夢追さんは出来ることなら
私の名前を書いて仕舞っておきたい。
だけど、それは夢追さんには悪いことだ。
それなら、思い切りマーキングして、
私の匂いに染めて、
私ありきの生活にしたい。
私はもうすでに、
あなた無しには生きていけないのだから。