sho side
今日はゾムが居ないらしいから、ショッピくんに面倒見てもらうことになった。
正直まだあんまり関わってないし怖いけど、前みたいに号泣して迷惑かけるくらいなら、俺が我慢すればいい話だって事に気がついて我慢してる。
でもショッピくんもいい人やと思う。
外に連れ出してくれた。もちろん、まだ足は動かしちゃいけんから車椅子やけど……
shp「…こんなとこあったんや、初めて来たわ」
ショッピくんは1人で呟きながら俺の車椅子をおす。
10分ほどした時だった。
ジジッ
shp『はい、ショッピです。』
いつものトーンでインカムを繋げる。
shp『外ですけど……シャオさんと一緒に庭におります。』
『……分かりました。今すぐ行きます。』
そしてショッピくんは俺に向き合って言った。
shp「シャオさん、わい、今から総統室に行かないけんのですけど…どうします?中に戻ります?」
嫌やな……まだ外におりたい……
それを察したのかショッピくんは微笑んで
shp「ロボロさんに来てもらうようインカムで言っときますね。少しだけ待っててください。」
sho「…!!!ん!!!」
そしてショッピくんは俺を残して総統室に行った。
草むらの方から草を踏む音が聞こえる。
……ロボロさんやろうか。でも、こんなはよくる……?
そいつは俺の前に立つ。
見覚えがあった…見覚えどころじゃなかった。
俺は次の瞬間、意識をなくした。
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shp side
shp「ありがとうございます。」
ut「ショッピくん、ごめんなぁ…次から気をつけるからさぁ…」
そう言って大先生がわいに向かって頭を下げる。
場所は総統室。
先程インカムでグルッペンさんに「大先生が書類を間違えた」という事で呼ばれ、新たに書類を貰ったところだ。
shp「次やったら何おごってもらおっかな〜w」
ut「ショッピくん!?」
シャオさんはまだ外にいたいとの事だったので、ロボロさんをインカムで呼び、行ってもらった。
きっと今頃、シャオさんはロボロさんと外にいる事だろう。
しかし、そんな事はなかった______
ジジッ
rbr『こちらロボロ!誰かシャオロンを見た人おらん!?』
ロボロさんの慌てた声が耳に入る。
gr『ロボロ?どうしたのだ?』
rbr『シャオロンのとこに行ったんやけど…車椅子だけあって肝心のシャオロンがおれへんねん!!!』
それを聞いた瞬間、わいの目の前は真っ暗になった。
シャオさんが自分で歩いてどこか行くはずがない。なら何故……?何があった?
シャオさんの事でパニックになる中、ある一般兵が総統室に来た。
mb「失礼します!!この前逮捕したモブが……脱走しました!!!」
「現在、捜索中です!!」
……この前逮捕したモブ。
1番最近に逮捕したのは………
tn「……あいつか。」
みんな、気づいたようだった。
そう、あいつ。
シャオさんを誘拐、監禁してたモブ……
もしかして……
ut「……シャオちゃん、攫われたとかないよな、?」
どうしよう、そんなんだったらわいのせいだ。
わいがシャオさんから目を離したから。ロボロさんが来るまで待っていなかったから…。
どうしよう、どうすればいいんや。
どう責任を取ったらいい?
……ゾムさんにどんな顔して会えば……
gr「焦るのは分かる。だが、最優先はシャオロンの保護だ。今すぐに探せ。」
その声でその場にいた数人らが動く。
わいも…わいも動かなければ。わいのせいやねんから…わいが……
gr「ショッピ。」
グルッペンさんがわいの名前を呼ぶ。
shp「…はい。」
gr「お前のせいでは無い。あいつが脱走したのが悪いのだ。それでも自分のせいだと思うのなら今すぐに、シャオロンを探しにいけ。」
「見つけてこい。」
その瞬間、俺はダッシュで総統室を出た。
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またまた方向性見失いました。
どうにか頑張って完結させます💦
コメント
5件
mbを○すの手伝います!!!
方向性を見失う、とは、、、? 続きが気になりすぎます!! 今回も最高でした!
脱走だと……!? shaどうなっちゃうんだ……