テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
44,352
345
207
※歌詞パロ
※AI、bot等はコメントしないで下さい
冴side 数年前
もうお前は忘れてしまったか?
夏の暑いアスファルトに座ったままアイスを3人で口に放り込んで風を
まっていたことを。
もう忘れてしまったかな。
世の中の全部嘘だらけ。
俺が世界一のストライカーになると誓ったあの日の夜のことを。
忘れないように。
色褪せないように。
お前がずっと刻みつけてくれていた
ように。
この感情をもっと教えて。
夏が来るって教えて。
俺が描いてる眼に映ったのはお前の
姿だけだ。
風でユニフォームが揺れて。
思い出になんて忘れて。
浅い呼吸をする汗を拭って夏めく。
もう忘れてしまったかな。
夏の木陰に座った頃遠くの丘から顔を出した雲があったじゃないか。
凛はそれを掴もうとして馬鹿みたいに
空を切った手で俺は紙に雲一つを描いてお前に笑って握らせて見せたんだ。
その時、お前は眩しいぐらいな笑顔で笑っていた。
いいや俺はもうその前からお前に堕ちていたのかもしれない。
忘れないように。
この思い出が色褪せないように。
歴史に残るものが全てじゃないから。
今だけ顔も無くして
言葉も全部忘れて。
言葉がなくても伝わるぐらい俺達は強い絆で結ばれているんだ。
君は笑ってる
夏を待ってる僕ら亡霊だ
言葉をもっと教えて
夏の匂いを教えて
浅い呼吸をする
今だけ不器用な皮肉を言って。
本音も全部隠して。
お前は笑ってる夏を待ってる。
僕ら亡霊だ
この感情をもっと教えて。
夏の匂いを教えて。
浅い呼吸をする。
色褪せないように。
心に響くものが全てじゃないから、
言葉をもっと教えて
さよならなんて言わせねぇ。
今も見ているんだよ
夏に咲いてる花に亡霊を
言葉じゃなくてお前と過ごす時間を
時間じゃなくてお前の心の方が俺は
きっと欲しいんだ
汗を拭って夏めく
夏の匂いがする。
もう忘れてしまったかな夏の木陰に
座ったまま「アイスが溶けるだろ」って口に放り込んで風を待っていた。
思い出を忘れないで。
そう叫びたかった心の本音を、不器用な皮肉の言葉で隠して、お前を置いていくのがあの時の俺の限界だった。
「アイスが溶けるだろ」そう吐き捨てて、お前と過ごす時間がこれ以上早く進むのを体が拒否した。
お前はただ、寂しさを隠すように「もう忘れてしまったかな」なんて呆れたように笑っていた。
コメント
1件
「もう忘れてしまったかな」って問いかけから始まる切なさ、胸にグッときた……! アイスが溶けるだろって吐き捨てた裏に隠した本音、夏の匂いとユニフォームの風、そして「思い出になんてしないで」って叫び。言葉にできない気持ちを全部この詩に詰め込んだ感じがして、読んでるこっちまで苦しくなったよ😭💕 冴くんの一生隠すつもりの想い、めっちゃ刺さる……! 過労キティさんの世界観、毎回エモすぎるよ〜! 続きも待ってるね⋆♡