「んあ、?」
朝、毎日鳴り響くベルの音。一日が始まる合図。
「もうこんな時間か…」
服に着替え、朝食を済ませ、いつも通りあそこに行く。
「滉斗~?朝ごはん食べた~?」
「うん、じゃあ行ってくるわ」
「いってらっしゃーい!(にぱっ」
今さっき俺に話してくれたのは俺の兄、藤澤涼架。苗字が違うのは、俺が、親に捨てられたから。
だから、ここは”藤澤”家。俺はなんも、兄ちゃんと血のつながりなんかない。
ピーンポーン
「……………..はい」
「あ、元貴?今日学校行く?」
「俺今日は行かない」
「あー、オッケー!あ、今日金曜日だし、明日遊び来ていい?」
「あー、いいよ?ギター持ってきてー!」
「おけ!じゃあまた明日ね~!」
「うん、じゃあ明日!」
今の人は、俺の友達、大森元貴。虐めや暴力のようなことはないのだけれど、曲作りに夢中過ぎて
ほぼほぼ毎日不登校で、だから毎朝迎えに行っている。何でこうなったかは……………..
小学生のころ、同級生で5,6年生の時に同じクラスだった俺と元貴。
5年生のころは何も話せず、6年生になったころ…
「……………..(本読」
_若井ー!これ見てみ!
「うわっ、これおもろっ!www」
世界で一番なくらい間反対な性格で、俺は常にクラスのど真ん中にいる感じで元貴はずっと教室の端で
読書をしてるような感じだ。俺はそんな元貴をなんか放っておけなくて、ちょっと話しかけてみたら、
「えーと、も、元貴…君?」
「あ、はい、元貴です!」
元貴の声は少し高く、身長は俺より少し低い。
「元貴君はさ、なんか今…夢中になってるよ!ってことある?」
俺はどうしても聞きたかった事を思い切って言ってみた。
「僕、音楽に最近夢中で、卒業式に先生たちとバンドを組んで歌ってみようかなって思うんです!✨」
「!俺、ギターに今夢中で…卒業式、俺ギターでバンドやって、いい、?」
ちょっと不安だったけど、こんな時笑顔で答えてくれた元貴の顔が今でも思い浮かぶ。
「✨えぇっ⁉いいのっ⁉ギターが足りなくて…マジ嬉しい!ありがとう!」
元貴の少し高い”ありがとう”に心を惹かれ、その日から気づいたら毎日元貴のところへ行くようになり、なぜか自分でも
分からなかった。毎日の日課…①宿題を提出。②ランドセルの片付け。③元貴のところへ行く。
これが毎日やっていることだった。音楽の話をして、卒業式の時に演奏する曲の作成について、
そんなことを毎日やっている。その時、俺、元貴の事”好き”になっちゃったのかな…?って思ってた。
ヤンキー化したんだぜェ?ベイベー(9月30日~10月30日(2025)
よろしく!
これはなぁ、大体10話くらいで完結する予定なんだァ。
これからもお願いなァ!
心の中(なんか口調悪くて見てくれてる人に迷惑かけちゃいそう……………..この思い、見てくれてる人やフォロワーさんに届いてるといいな!)
コメント
4件
最高!他の作品とかも見てたけど今日が初コメだ!