⚠️キャラ崩壊しかない。
第8話 とある酒の場での噺 パート3
さとみくんがるぅちゃんに連れて行かれるのを見送った後に「ロゼくん、立てる…?」と聞くと
水を飲んで少し呼吸が整ったロゼくんが「あっ、はい。大丈夫です。」
と自力で立とうとするが、すぐにぺたんと力無く座ってしまい
「…あれ?」と戸惑いの声を上げる。
どうやら腰が抜けてしまっているみたいだ。
ころちゃんと二人で肩を支えつつ、なんとかロゼくんを立たせた。
「…すみません、」少し恥ずかしがりながら申し訳なさそうに言うので
可愛いすぎるその表情を脳裏に焼き付けつつ「全然大丈夫だよぉ。」と答える。
めておらメンバーがばっと組としゆんくんに別室から連れられてきた。
が、ロゼくんの顔を見てぴたりと揃えて足を止めたので
チラリとめておらの皆の顔を見ると
全員、真顔だけど信じられないくらい怒ってるのがひしひしと伝わる。
あ、これ、さとちゃん終わったなぁ…。
「…莉犬くん、これは一体どういうことですか?」
みかさくんが笑顔で近づき、聞いてくるが目が笑ってなくて正直怖い。
「っ本当にごめん…。うちのさとみくんが、かくかくしかじか…」
ところちゃんと一生懸命になって説明する事、約30分。
「なるほど、わかりました。
莉犬くん達はあんまり気にしんといてください、ロゼを一人にした俺らにも問題はあるので。」
とらぴすくんが言い、みかさくんとめるとくんがすすっ、と移動してロゼくんを挟み足早に連れ出す。
「えっ…?ちょっ、めるちゃんにみかちゃん、どうしたの?そんなに急がなくても…」
とロゼくんの困惑した声が遠ざかっていく。
「では、僕らもお先に失礼します。」にこやかにらぴすくんが一礼して後を追い、
あっという間にめておら全員が店を出ていった。
静まる部屋。
「……ロゼっち、エロかったなぁ。」しみじみとばうちが呟いて
あっちゃんとしゆちゃの二人も「いやまじそれな?」「普通に勃ったわ。」などと盛り上がりだす。
「…………。」呆れてころちゃんと顔を見合わせて
「暫くはセコム組が徹底ガードしてくると思うからやめときなー?」
「さとちゃんの二の舞になるよ?」と一応警告して部屋の外に出る。
後ろで「俺達は諦めないぜ…!」なんてカッコいい感じの事を言っているのが聞こえてきた。
問題児達め…。
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店はとっくに出たのに、両腕をめるちゃんとみかちゃんにしっかりと掴まれたままだ。
二人とも凄い速さで歩くので着いて行くのに必死で足を動かす。
ちらりと二人の顔を伺うと、なんだか怖い表情をしている。
後ろをついてきている3人も珍しく無言だ。
ぴたりと突然足を止める二人。慌てて立ち止まり、目的地を見上げるとそこは…
「え、カラオケ……?」
つづくー。
コメント
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ありがとうございます(*´▽`人)