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ナムギュの新しい彼氏の名前はジュンヒョン。
年上で、穏やかで、ちゃんとした会社勤め。浮気なんてするタイプじゃない。
束縛もせず、でも「寒くない？」「今日はちゃんと食べた？」って、
いつもナムギュを気遣ってくれる。
カフェで肩を並べて笑う2人の姿は、絵に描いたような幸せだった。
ジュンヒョン「ナムギュが笑ってると、俺まで嬉しくなるな」
ナムギュ「……うん。こんな安心感、初めてかも」
ジュンヒョン「前の人、すごく大変だったんでしょ」
ナムギュ「……うん。優しさとか、忘れてた」
（もう戻りたくない、絶対に――）
一方サノス
タイトル：angel was real, but lost
（天使は実在したが失った）
部屋の壁に貼られた無数のナムギュとの写真。
上から赤ペンで「SORRY」「STAY」「ナムス……I miss u」などが書きなぐられている。
スタジオの録音はボロボロ。
ラップに「ナムギュ」「new boy」「しあわせkiller」などが混じる。
マネージャー「……サノスさん、そろそろSNSの更新やめたほうが」
サノス「うるせぇ！今、オレ、heart burning！」
（心が燃えてる！（？））
マネージャー「いや、英語それ変ですって……」
ある日ナムギュのSNSにコメントがつく
「お前の今彼より、俺の方がdeepだっただろ」
「ジュンヒョンってだれw weak name lol」
「ナムス、返事しろよ。お前がオレのfinal loveなんだよ」
ナムギュはすぐブロックした。
だけど心の奥に、わずかに怖さが残る。
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