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4 - mndr-×kuti

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2025年05月10日

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ミンドリー×ニックスリア −メイドの日


〈 注意!! 〉

・これは完全妄想の物語となっております。

・御本人様とは一切関係がございません。

・キャラ崩壊にご注意ください。




※『視点主』「その他の人」です




[ミンドリー視点]


今日は早い段階から沢山の人が起きていた。

その反面ギャングは少ないようで、街には平和な空気が流れている。


多少の事件対応も早めに終わって、警察署へと車を飛ばした。



署に戻れば、入り口付近に素敵な服を着た皆が集まっていた。

車を止め、純粋な疑問をぶつけに行く。



『何でみんなしてメイド服着てるの?』


「今日はメイドの日だからな!」とオルカ。


知らない文化に首を傾げれば、

「まぁ、5/10の語呂合わせらしいけどね」となずぴが教えてくれた。



女性陣が和気あいあいとしている中、同じくメイド服を着たさぶ郎が申し訳なさそうに声を掛けてきた。


「私も街に行ってきていい、パパ?」

こんなに楽しそうな姿を前に断る理由なんてないよね。


『いいよ、行っておいで』

「ほんとに!?やったぁ!!」


『その代わり!絶対悪い人についていっちゃダメだよ。みんなも十分気をつけてね』


はーーい!と明るい返事が返ってきて、きゃっきゃとはしゃぎながら街へと繰り出していった。




『メイドの日、、か』


ふとそう呟き、一本の電話をかける。



プルルル…


『あっ、もしもし皇帝?ミンドリーだけど』


「…何かあったのか?」

スマホの向こう側から真剣そうに聞かれた。


『いや本当に何もないよ、暇だったから』

「はぁー…で、要件はなんだ?」



『うち来ない?久々に一緒にのんびりしようよ』


「ッ誘いは嬉しいが…まだ仕事中だぞ?」

それに心の準備が…とごにょごにょ言っているのが聞こえたけど、一旦無視をする。


『これだけ人数いるんだし、2人くらい抜けても大丈夫だよ。じゃあ待ってるから』


「、、は?!ちょ待っ」


ブツッ…



『よしっ、じゃあ俺も早く帰らないとなぁ』


無線で退勤連絡をし、そのまま家へと向かった。





[皇帝視点]


いきなりミンドリーから誘いを受けた。

こんな真昼間からうちにこいだと?!!


仕事は終わったけど、まだ心も身体も準備ができていない。

取り敢えずグルグルと回り道をしながらミンドリーの家へと車を走らせた。


『くそっ、何なんだ本当にッ//』




想像より早く家の前まで来てしまった。


ピンポンを鳴らせずにいると、ガチャリと扉が開かれ、ミンドリーと目が合った。



「いらっしゃい、ほら上がって」


ぐっと手を握られて、有無を言わさず部屋まで連れて行かれる。


「ねぇ知ってる?今日ってメイドの日らしいよ」

『っああ、そうらしいな』


「てことで…いっぱい用意したからさ、着てくれるよね?」

案内された部屋には大きな鏡と、何着ものメイド服が置いてあった。


俺が唖然として動けぬ間に、服を一着渡される。

「はい、まずはコレね」


『、、、』


「…しょうがないなぁ、ほら脱がせてあげるから」

『ッ別に1人で着替えられるからっ//』



上を脱いでズボンに手をかけた時、ミンドリーにずっと見られいることに気づいた。


『…あっち向いてろ!!バカ!』

え〜、と言いながらも向こうを向いてくれた。



羞恥心を捨て、何とかスカートに足を通す。



…短い。…あまりにも短すぎる。、


その短さに愕然としていると、「着替えたー?」とドリーが振り向いてきた。


『…おい、、、これ、、///』

「やっぱりいいね、似合ってるよ皇帝」


『足ばっかり見てるんじゃない!怒//』


「はは(笑)、じゃあ次はこれ着てね」

何を言ったって聞き入れないんだろうし、渋々メイド服を受け取った。


『はぁ…何でこんなもん持ってるんだよ…』


「ん?あぁ、前々から皇帝に着て貰いたくてね。気づいたらこんなに集めちゃった」

部屋の隅のクローゼットを開けると、メイド以外にも沢山のコスプレ衣装が並んでいた。


「こっちはまた今度着て遊ぼうね♡」

『ッはぁ?!!なんっ…!!///』


「ほらいいから着替えて、おれあっち向いてるし」


くるりと壁側を見るドリーに背を向けて、何とか次の服に袖を通した。



『…着替えたぞ、ドリー』


「、、本当にいいね皇帝、最高だよ」

いつものテンションでさらりとそう言われる。


『ッ//…今回のは短くないんだな』


「なに?期待しちゃったの?笑」

『はぁっ、そんな訳…!!///』


「ほら、鏡の前までおいで」


言われた通り行くとドリーは後ろへ回り、我の腰をギュッと抱き寄せた。


「やっぱり皇帝は髪が綺麗だから…どんな服でも似合うね、…本当に素敵だ」

そう言って我の毛束に静かにキスを落とす。


「っはは、顔真っ赤っか笑、可愛いね♡」

『っ//、、ほんっとうにお前は…!』



「まだ着て欲しい服は沢山あるけど、これで今日は最後にしようかな」


そう言って渡されたメイド服は、明らかに今までとサイズが違った。


『…?大きすぎないか、これ?』


「んふ、着てみればわかるよきっと」

不敵な笑みを浮かべるドリーを尻目に、最後の服に着替えた。


が、やはり我には大きすぎる。

(『微かにドリーの匂いがする気がする…何なんだ、、?』)


『…なぁドリー、これって…』


「それはね…俺が女装する時に使ってるやつだよ」

体格的に皇帝には大きすぎるか、とくすくす笑っている。


いわゆる彼シャツ的なもので、ドリーが女装をしていて…脳が処理落ちしていると質問を投げかけられた。


「んふふ、じゃあ皇帝。この3着の中で今から一緒に遊ぶなら、、どれがいい?」



『っへ…?』

意図していない内容に間の抜けた返事しかできなかった。


「今日分かっててうちに来たんでしょ?…ほら、どれがいい?」


『ッ今!、今着てる、、この服がいい…//』


「んふ、わかったよ、、じゃあ…行こっか」



ふわりと横抱きをされて、先程まで着替えていた部屋を後にする。


恥ずかしさと嬉しさを持って、ドリーの首元に手を回した。

体温と鼓動とが重なり合い、より胸が高鳴り、顔に熱が籠るのを抑えられない。


ぎゅっとドリーの胸に顔を押し付ければ、呼応するかのようにもっと強く包み込まれる。



やっと日の傾き始めた街に、ふたりの熱は、思いは、じんわりと溶け込んでいった。

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