テラーノベル
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「み、御子さまっ…待って、くだ、さい…」
はぁはぁと息を切らす音が背後から聞こえてきて、呼び止められたその御子はぴたりと足を止める。
そして同時に御子は思う。
**はて?此奴はそれほど歩くのが遅かっただろうか?**と。
鬼になってからというもの、少しずつ少しずつ薄れてきている記憶を
私だけは忘れまいと手繰り寄せる。
炭治郎は、いつも私の影であり光であり太陽のような存在だった。
令嬢のもとへ足を運ぼうとなれば、身支度から移動まで。
湯浴みも
食事も
就寝の時でさえ、離れたことは無かった。
だが目の前に見える姿は、記憶とは少々離れているように感じる…
「これも…鬼だからだろうか…」
御子は夜の闇の中に消えていくような声で云った。
***
そう発せられた瞬間目の前には見覚えのない門が出ていた。
まるで…異空間にでもつながっているような…そんな異質な気を感じる
御子さまは躊躇なく足を踏み入れる。
そして…
その中は無限に続く御所の奥地のようだった。
日も当たらない…まるで
牢獄のような場所。
「炭治郎…これからは私の事を鬼舞辻無惨。無惨と呼べ」
そう言った御子さま…無惨さまの目は美しい紅梅色の瞳が紅き月明かりに照らされて妖々しかった。
「はい。無惨様…」
世に鬼の始祖、鬼舞辻無惨という名が世に初めて出た瞬間だった。
***
夜明け間近、無限城と名付けられた城で、2人眠りにつこうとする。
炭治郎と呼ばれる、どこか儚げな、無惨に似ている少年は、鬼になる前…
人間だった頃の微かな記憶と、体に染みついた癖で、世話をする
香を寝具に焚きしめながら、
長い御髪を解き、
もう必要ないであろう、病の改善のために祈りを捧げる。
そうやって、文化的で歴史的な行為を終えて、慰め合うように眠りにつく。
終わりのない、無限に続く空間の中で。
***
日の入りと共に起きる生活が続くある日
**「鬼を増やす」**と。そう言った。
理由は一目瞭然だろう。
勝てると思っていたあの人間…いや、化け物である継国縁壱が現れたのだから。
増やしたくもない鬼を増やす。
そんな事をするのは、炭治郎…お前を失わないためだ。
お前は、私の唯一の光。太陽…
たとえ何を犠牲にしても。お前を失うわけにはいかない。
あの時
あの男を最初に見たのは、山里だった。
喉の渇きから手放されたくて、食糧を探していたとき…
気配を感じさせない其奴は、ひっそりと夜の闇に紛れるように現れた。
最初は軟弱者の気を纏っていた。
そのはずなのに。
なのに…
次の瞬間私の首は今にも切れそうだった。
まさに首の皮一枚。そんな感じだった。
死ぬわけにはいかない。まだ死ぬわけには…
生まれ変わってから、一度も感じることがなかった恐怖に駆られ、私はその時初めて逃げた。
城に帰ると炭治郎は血相を変えて駆け寄ってきた。
珍しい…私が人間だった頃死にかけていようとも表情ひとつ変えなかった彼奴が…
そう思いながら、灼熱の太陽に焼けるような痛みを伴いながらゆっくりと再生していく首を見ながら倒れるように眠りについた。
そうして現在に戻る。
城に炭治郎を置き、1人で出かけることが多くなった。
私の血に耐えれそうな人間を見つけては、すれ違いざまに血を注入する。
時には、自ら「血をくれ」と懇願する奴もいたが、破滅して死んだ奴もいた。
そうして100人ほど試しても、生き残るのはせいぜい30人前後だった。
これだけでは、あいつを倒せない。あの化け物を
そうして増やした同類を、全域に散らばらせ、私の許可のもとまた増やす。
そんな生活が続いた。
To be continued
❤️くれお願い。
俺の書き方が下手すぎるのと、テラーノベルの年齢層かなんか的にノベルとこの文章の書き方が刺さらないのは分かるけど。
お願い。お願いだから❤️ください。
あとヒノカミ血風譚2鬼滅版スマブラみたいでおもろいよ。錆兎と猗窩座愛用してる。
課金で童磨とか使えるようになんのかな。多分しないけど楽しそうで迷う
無惨様最終形態いつか使いたい
コメント
2件
良すぎです!
刺さる…刺さるぞ笑 いつか1万いかせるからっ