第3話
ちょっと書き方変えます
Pぷちぷち Hひなこ Sしんどうじ Aあおい
ーしんどうじー
S「あれからだいぶ経ったなー、、、」
自室の天井を見上げながら呟いた。味の感じない生活にもだいぶ慣れて、何の支障もなく暮らせている。まあ、こうやって生活できているのはあおいちゃんの力があったからかもな〜。自暴自棄になりかけた時もあおいちゃんが親身になって相談にのってくれたし、、、我ながらいい友を持った!
S「そう考えると、あおいちゃんには感謝かな、、、」
A「あおに感謝だって?」
S「へ?」
何気なく呟いた独り言に返事が返ってくる、という予想外の事態に思わず間抜けな声が出た
S「あ、あおいちゃん、、、もうディスコード入ってたんだ」
A「うん、今入った、、、ところで、しんちゃんがあおに感謝だって?」
S「まあ、してるよ」
A「そうかそうか、、、なら今度焼肉奢ってー」
S「なんでそうなるんだよ、、、」
A「えーいいじゃん〜、叙々苑!叙々苑!」
S「高い高い!無理無理!」
いつも通りのくだらない会話をしていると、
ピコン
誰かが入室する音がした
P「お疲れ様〜、しんどうじさん、あおいちゃん」
H「お疲れー」
S「ぷっちー、お嬢。お疲れー」
A「じゃあ、揃ったコトだし。撮影するか」
P「そーだねー」
ー撮影中ー
P「よし!終わった〜」
S「眠すぎる」
A「あお、この後編集だー」
H「ファイトあおいちゃん〜」
撮影後の談笑をしていると
P「あ、そうそう!しんどうじさん、あおいちゃん」
S「ん?」
P「今度四人で飲みに行かない?リアルで」
A「いいね、それ!」
S「四人揃っては今までなかったかも」
H「行こ行こ〜」
日時と場所を決めて、解散した。飲み会か、、、長らく行ってなかったかもしれない。それによく考えると、リアルでぷっちーと会うのはこれが初めてだ
S「楽しみだなー」
約束の日当日、俺はハチ公の前で待っていた。まあ、、、本来はシブヤスカイの前で集合だったんだけど、、、
遡ること数分前
A「もー、しんちゃん何処にいんの!?」
S「怒んないでよあおいちゃーんごめんて」
俺は電話越しにキレられ、平謝りしている。何故怒られているのかと言うと、、、持ち前の方向音痴で本来向かうべき場所とは逆方向に出てしまったためである。
A「ひなこちゃんもぷっちーも合流して待ってるんですけど!?」
S「ごめんって〜、すぐそっち向かうから」
A「いや、、、やっぱしんちゃんはハチ公前で待ってて」
S「え?」
A「あお達がそっち向かった方が早そう」
S「じゃあ、お願いします」
と言う訳で俺は今ここにいるのだ
S「はぁ、、、やらかしたなー」
ちゃんと確認しながら進んだのに、、、
S「ん、、、」
そんなことを考えていたら、ふと甘い匂いがした。今まで嗅いだことのないキャラメルのような、生クリームのような、甘ったるく濃厚な匂いがした。でも不思議と嫌ではなかった、それどころかもっとこの匂いを感じていたかった。ドクドクと自分の鼓動が速くなっていくのがわかる。この匂いの元は何処なのかと視線を彷徨わせていると、、、
A「あ!いたいた、しんちゃん!」
H「よかった〜合流できて」
S「あおいちゃん、お嬢」
A「全く次からはもっと気をつけてよね!」
S「はい、、、すいません」
P「しょうがないよあおいちゃん、しんどうじさんはもう歳なんだから」
S「おいおい、俺はまだ若い、、、」
そこまで言いかけたところで俺は気づいてしまった、、、この匂いの元が“ぷっちー”であるということに、そうか“ぷっちー”が俺の“極上の味”なんだな、、、
コメント
4件
最高すぎて死にそう👍😇
え、最高かよ!