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『いつの間に寝たの?』
───ゆあん視点
「眠い……。」
パソコンの画面を見ながら、小さく呟いた。
今日はマイクラ撮影の日。
からぴちではいつものように、
みんなで通話を繋いで実況を撮る。
この時間は好きだった。
みんなで笑って。
ふざけて。
ゲームを楽しむ。
だから。
眠いくらいで迷惑をかけたくなかった。
……まあ。
正直に言うと。
眠いのはいつものことだった。
「ゆあん、また寝てたの?」
って言われるくらい。
自分でも分かっている。
俺はよく寝る。
安心してるからなのか。
気づいたら寝ていることが多い。
でも今日は大丈夫。
ちゃんと起きている。
……たぶん。
⸻
昨日。
少しだけ編集をしていた。
「ここだけ終わらせよう。」
そう思った。
でも。
一つ終わると、
また一つ気になるところが出てくる。
「あとちょっと。」
その言葉を何回繰り返したか分からない。
気づいた時には、
もう寝る時間なんてとっくに過ぎていた。
ベッドに入った瞬間。
記憶がない。
⸻
「よし。」
顔を洗う。
眠気を追い払う。
「今日は寝ない。」
自分に言い聞かせる。
⸻
───撮影開始。
「みんな聞こえるー?」
じゃぱぱの声。
「聞こえる!」
次々に返事が返る。
「今日何する?」
「この企画やろ!」
いつもの会話。
ゆあんも笑う。
「俺これ絶対勝つから!」
元気に言う。
「お、珍しくやる気満々じゃん。」
うりが笑う。
「いつもあるよ!」
そう返す。
楽しい。
だから。
眠気も忘れていた。
⸻
───じゃぱぱ視点
撮影が始まってしばらく。
ゆあんはいつも通りだった。
話す。
笑う。
ゲームする。
特に変なところはない。
だから。
誰も気にしていなかった。
ゆあんが少し静かになったことも。
「集中してるのかな。」
そのくらいだった。
⸻
───マイクラ内。
みんなで作業を進める。
「ゆあん、それ持ってきて!」
「了解!」
返事がある。
だから安心する。
数分後。
「ゆあん、こっちお願い。」
「……。」
返事がない。
でも。
「聞こえてなかったかな。」
そう思った。
「ゆあん?」
「……。」
まだ返事がない。
「珍しいな。」
ヒロが言う。
でも。
みんな笑っていた。
ゆあんが静かなことなんて、
たまにはある。
⸻
───うり視点
しばらくして。
ふと気づいた。
「……あれ?」
ゆあん。
さっきから喋ってない。
でも。
別に変じゃない。
ゲーム中だし。
集中しているだけかもしれない。
「ゆあんー?」
呼ぶ。
返事なし。
「……。」
もう一回。
「ゆあん?」
返事なし。
そこで少し違和感が出た。
⸻
───たっつん視点
「え、待って。」
言う。
「ゆあん、今どこおる?」
確認する。
ゲーム画面を見る。
「……。」
動いていない。
ずっと同じ場所。
「まさか。」
みんな黙る。
⸻
───なおきり視点
「いやいや。」
笑う。
「そんなことあります?」
でも。
心当たりはあった。
ゆあんだ。
ありえる。
「ゆあんくん?」
呼ぶ。
「……。」
返事なし。
⸻
数秒。
さらに待つ。
すると。
マイクから。
小さな音。
「……すぅ。」
⸻
全員。
止まる。
「……。」
「え?」
「今の。」
「寝息?」
⸻
───じゃぱぱ視点
理解するまで少し時間がかかった。
そして。
「ええええ!?」
声が出る。
「寝てる!?」
「いつから!?」
たっつんが笑う。
「また!?」
うりも笑う。
「いや待って、誰も気づいてなかったの?」
そう。
本当に誰も気づいていなかった。
ゆあんは静かに。
自然に。
撮影中に寝落ちしていた。
⸻
───ヒロ視点
笑いながら言う。
「すごいな。」
「寝るタイミングがプロ。」
「褒めてないからね?」
みんな笑う。
でも。
少し心配でもあった。
きっと疲れていたんだろう。
⸻
───じゃぱぱ視点
「ゆあん。」
呼ぶ。
もちろん返事なし。
「完全に寝てる。」
笑う。
「起こす?」
聞く。
少し考える。
でも。
マイク越しに聞こえる寝息は、
とても安心しているようだった。
「……あと少しだけ寝かせるか。」
みんな頷く。
⸻
撮影は少しだけゆっくり進んだ。
みんな声を小さくする。
でも。
誰も嫌な顔はしなかった。
ゆあんがいつも頑張っていることを、
みんな知っていたから。
⸻
───撮影終了。
通話を切る。
「さて。」
じゃぱぱが言う。
「問題は。」
みんな笑う。
「ゆあんだね。」
⸻
───シェアハウス。
ゆあんの部屋へ向かう。
「ゆあん。」
ノック。
返事なし。
「寝てるね。」
ドアを開ける。
やっぱり。
パソコンの前で寝ていた。
「……。」
「よくこの状態で寝れるな。」
うりが笑う。
⸻
みんなでゆっくり起こす。
「ゆあん、ベッド行くよ。」
「んー……。」
寝ぼけた返事。
でも起きない。
「本当に寝てる。」
じゃぱぱが笑う。
みんなでベッドまで運ぶ。
布団をかける。
「おやすみ。」
部屋を出る。
⸻
───翌朝。
───ゆあん視点
目が覚める。
「……あれ?」
ベッド。
「いつ寝た?」
昨日の記憶を探す。
「あ。」
撮影。
寝落ち。
「やば。」
リビングへ行く。
⸻
「おはよう。」
みんなが見る。
じゃぱぱがニヤッとする。
「おはよう、寝落ち王。」
「え。」
「昨日、撮影中に寝た人ですよね?」
「……。」
「反省してください。」
真顔で言う。
でも。
すぐ笑う。
「まあ、ちゃんと寝れてよかったけど。」
「びっくりしたよ。」
ゆあんも笑う。
「ごめん。」
「でも眠かった。」
「知ってる。」
みんな笑う。
⸻
───のあ視点
その光景を見る。
いつもの日常。
ゆあんが寝て。
みんなが笑う。
でも。
その裏には。
ちゃんと心配している気持ちがある。
「ちゃんと休むんですよ。」
言う。
「はーい。」
返事。
⸻
最年少。
よく寝る。
みんなにいじられる。
でも。
それは。
安心できる場所があるから。
今日もまた。
からぴちには、
笑い声が響いていた。
______________________________
こんにちは〜!
主です🥹
実はこういう小説を書くの初めてで、、
あまり上手にできてないかもしれない。。
だから大目に見てね🙏🙏
リクエストがあるならコメントで教えてください!
またねーー!
コメント
1件
第4話読んだよ!もうゆあんがマイク越しに「すぅ」って寝息立ててるのが可愛すぎて笑ったw しかも誰も気づかないって、それだけ自然に溶け込んでるってことだよね。メンバーみんな声小さくして撮影続けるとことか、絆を感じてほっこりした。初めての小説とは思えないくらい、からぴちの空気感がしっかり伝わってきたよ!次も楽しみにしてる🔥
605
🥺※スランプ中

211
..rin
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南雲春菜 🔔🍎
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