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ノベル版 『失恋したから髪切った
君の髪好きなのに_』 です。
ノベル版は、チャットノベルとは
大分内容が違います。
1部太宰さんが酷い部分がありますが
最終的には太中です
偶々見かけた、『元相棒』
4年前突如として居なくなり、
今日俺の前に再び姿を現した
彼奴の事だから何時もの様に
俺を揶揄いに来るのだろう
そう思っていた、
けど彼奴は俺の横を
通り過ぎて行っただけだった
新しい部下と、新しい『相棒』と微笑み乍、
俺は彼奴が居なくなって
清々していた筈だった、
なのに話し掛けられて、揶揄われているのが
当たり前となっていた俺にとっては、
少しショックを覚えるものだった
彼奴が俺を見間違える訳が無い、
だからきっと敢えて無視したのだろう
何故だろう…
胸が…痛い…苦しい
涙が…勝手に出てくるのは何でだ?
俺は彼奴が居なくなって清々した筈だろ?
何で…こんなにも…
苦しいんだよッッ!!!
気づけば呼んでいた其奴の名前
『太宰ッッッ!!!!』
割と大きい声で呼んだ
だが
その声は昼時の賑わいに紛れて消えた。
in 太宰
偶々見かけた『相棒』
4年前から何も変わってないなと思い乍、
私は、
新しい部下と、新しい相棒と
一緒に任務に向かっていた
棒立ちしている相棒の横を素通りして
相棒の顔を見たが少し吃驚した顔をしていた
然して其の後泣きそうな顔をして泣いた
私も吃驚したが、
今は関わりを持つと面倒な為
無視した、
其したら相棒が私の名前を呼んだ声が
小さかったが聞こえた
其れも無視して私は現相棒に言葉を紡いだ
『今日は国木ぃ田君のお金で沢山飲むぞぉ!!』
in 中也
あの後慌てて家に帰った、
玄関に着くと力が抜けて倒れ込んだ
さっきより大きな粒が涙が出てきた
何で涙が出てくるのか、
俺は分かりたくもなかったが、
分かっていた
彼奴に、『元相棒』に
恋心を抱いていたからだろう
然して長年の片思いが今日、
ぐちゃぐちゃに崩れ落ちた
そう…失恋をしたのだ
『元相棒』は光に生き
対して俺は、闇に生きる
そう考えると又大粒の涙が出てきた
『……彼奴が唯一褒めてくれた髪…
頑張って伸ばしてたんだけどなぁ…ポロポロッ』
『これじゃあもう意味ねぇじゃねぇか…』
『俺は手前の…狗じゃ無かったんだな…』
然して俺は決して云うのを、
許されない言葉を紡ぎ…
此恋心に終わりを告げた_。
『…愛してる』
ーチョキンッー
『ん”…?』
どうやら俺は寝てしまっていたらしい
起きて正気に戻ってしてしまった事の
重大さに気づいた
『…やべぇ…姐さんに絶てぇ何か云われる…』
髪を16歳ぶりに短く切ってしまった
しかも色んな感情の中自分で
切ってしまったからとてもガタガタだ
『…姐さんに事情説明して…治してもらおう…』
そう思い俺は少し自分で整えてから
夜の街へと姿を消した
『はて…中也や?』
『その髪はなんじゃ?』
『えっとですね…』(ちと言い訳してみるか…?)
『気分転換に切ったのですが…』
『失敗してしまい…(笑)』
『……太宰の小僧であろう?』
ギクッ…
姐さんにはやっぱり嘘付けねぇな…
『左様です…』
『会ったのか?』
『見掛けたんです…』
『そうか…中也こっちに来なさんな』
『え…、?』
『私(ワッチ)に全てを話なさい』
『18の時の様に沢山泣いても構わん』
『今は思ってる事を全部吐き出せ中也』
『ぁッ、…ポロポロッ』
『ぅ”ッ…ぁぁ”ぁぁぁぁ”ッ』
『よしよし…辛かったのう…』
『もう大丈夫じゃ…』
『落ち着いてからでいい…』
『全て話なさい』
泣いた泣いた声が枯れるまで泣いた
姐さんは優しかった
そうかと辛かったなと
優しい言葉を掛けて下さった
其の言葉に俺はまた泣いてしまった
つくづく思った
あぁ…子供みたいだな
と
でも今は子供みたいなんてどうでもいい
今は…唯…泣きたい…
『もう大丈夫かのぉ?中也』
『ありがとう姐さん』
『良いのじゃ私が出来るのはこの位じゃ』
『さて髪を整えようかの…』
『此保冷剤で目を冷やしておくのじゃ』
『はい』
『鋏を取ってくるの』
『行ってらっしゃい』
『………………………………』
あぁ…もう何もかもが嫌になった
彼奴の様に『死にたい』なんて思ってしまった
『情けねぇ…ポロポロッ』
『…中也の此髪も懐かしいのぉ』
『そうですね…』
『こっちの方が邪魔じゃなくて
楽かもしれません』
『そうか』
『私はどの中也でも好きじゃ』
『えへへありがとう姐さん』
『俺も好きです』
『ふふッ…』
『……よし出来たぞ』
『何から何まですみません』
『大丈夫じゃ』
『何かあったら又おいで』
『私で良かったら何でもするぞ』
『頼りになります(笑)』
『んじゃ失礼します』
『ふりふり…』
『さて…あの童は何を考えておるのじゃ…』
『私の中也を泣かせた罰は重いぞ』
『太宰……』
(そういや今日はもう帰っていいって
首領が云ってたな)
『…帰るか』
ポートマフィアの本部を出て
少し歩いたら明るく照らされている
横浜の街並みがあった
帰っている間にあの野郎に会わなきゃいいが…
in 太宰
任務を終えて帰宅していた処
見た事のある小さい人影があった
『あれは…中也?』
でも何かが違った
……
『髪が短くなっている…』
何で?どうして?
私中也の髪とても好きなのに
肩まで伸びていて綺麗で
さらさらしているのにふわふわしている
中也の髪
『……少し追い掛けてみようか』
興味本位で中也を追い掛けた
元マフィア幹部という事もあって、
気配の消し方は未だ体に染み付いていた
……何処に向かっているのだろうか
中也の家の場所が変わっていなかったら
其処の角を右に曲がった処に家がある筈だ
なのに其処を無視して
ずっと真っ直ぐを歩いている
するとピタッと中也の足が止まった
然して其の儘前を向いた儘云った
『尾行してんじゃねぇぞ糞太宰』
『おや…バレてしまったか』
『はんッ確かに気配は消せてたぜ』
『けど微かに気配が残ってる』
『ん~流石にもう完全に
気配を消すのは無理かぁ…』
『私も落ちたものだね』
『裏切り者が俺に何の用だ』
『なんのなんの』
『唯其の髪について聞きたくてねぇ?』
ピクッ…
微かに中也の手がピクついた
『……私その髪好きだから切らないでって
云った記憶が鮮明に残っているのだけれど?』
『…………知らねぇな覚えてねぇ』
『…そう』
『じゃあ何で未だ首輪は付けてるの?』
『ッ_!』
『之は首輪じゃねぇ!チョーカーだッ!!』
『そんなの今どうでもいいのだよ』
『髪は切ったのに何で首輪は付けた儘なの?』
『……云わねぇ』
『私を感じられるからでしょ?』
『だって其の首輪上げたの私だものね』
『ッ……』
『私が組織を裏切って尚
其れを付けているって』
『私の事そんなに好きなの?』
『…………ッ』
『……悪いけど私男は普通に無理だから』
『ぁ……ッポロポロッ』
『泣かないでよ気持ち悪い』
『…………ッッ!!』
『あ~あ~ッ!!そうですかッ!そうかよッッ!!!』
『悪かったな!手前の事が好きでッッ!!!!』
『はぁ~…蛞蝓に好かれるとか付いてないなぁ』
『気持ち悪い』
『ッ……!』
『…………………』(じゃぁもういいじゃねぇか…)
『……』(全部全部棄ててやる…ッ!!)
『さよならだ…((ボソッ))』
カチャカチャ…
『…?』(首輪なんて外して何しているんだ?)
『……』(まぁいっかどうせ私に
返すつもりなのだろう)
『はぁ…本当に気持ち悪い』
『コツコツコツ…』
『何しているんだい?』
『棄てるんだよ』
『………………は…、?』
『……ッ!!!』
チャポンッ!
『は?』
『はッ之で満足だろ?』
『んじゃあな糞太宰』
『さっさと心中か自殺成功させて
この世から消えやがれ』
コツコツコツ…
『……』(これで…これで良かったんだ…)
『……』(太宰からの贈物…全部全部)
『無くなっちゃった…ポロポロッ』
『……赦さない』
『…チョーカー…棄てなきゃ良かった…』
『でももう…仕方ねぇよな…』
『だって太宰は…俺の事…ポロポロッ』
『……ッ赦さないッッ!!!』
『!?ッだざッ…!』
ガッ!
『な”ッ!?』
『離せ!ッ!!太宰!!』
『ちゅっ』
『ん…ッ!?///』
『ちゅっくちゅ』
『ふ…ぁッん///』
『舌出して…』
『だ…ッだざ…?』
『早く』
『ぅッ…ん…べ…///』
『ぢゅるるるっっ♡』
『んん”ッ!!///♡』(之…ッ頭とけりゅッ///)
『…ん』
『ッはぁッはぁッ…///』
『急に何すんだよ太宰ッ!!』
『君の所為だよ?』
『君が…中也が首輪棄てるから…』
『ッ手前が気持ち悪いとか云ったんだろうが!!』
『あぁ気持ち悪いさ』
『でもね…』
『首輪を外すのだけは…』
『中也のその首に何も無いのは…』
『絶対に赦さない』
『ッ手前矛盾してッ…!』
『意味分かんねぇッ』
『……ねぇ…好きだよ』
『は、?』
『太宰手前…ッさっきから言葉が
矛盾してやがるッ!!』
『うんそうだね』
『……昔から…ずっと大好き』
『監禁して…君の瞳に私以外
入らせないようにしたい…』
『ねぇいいでしょう…?』
『其れは…ッ』
『…駄目…か…』
ぎゅぅぅぅッッ!!!
『ッ…ぃ”ッ!!』
『了承する迄ずっとこうする』
『早くしないと君の骨折れちゃうよ』
『いたぃ”ッ…ポロポロッ』
『ッ…ゾクゾクッ♡♡♡♡』
『其の顔ッ糞程唆るッ、…♡』
『ぎゅぅぅぅッ!!!』
『ぃ”あ”ッ!!』
『分かったッ”』
『わかったからッ”』
『もッ…’やめてッ…ポロポロッ』
『監禁してもいいのだね?』
『いい”ッ…いいからぁ”ッポロポロッ』
パッ
『ぁッ…』
ふらっ、…ぎゅっ
『っと…危ない危ない』
『さぁて…
これから私好み迄髪伸ばそうね♡』
『……ッぅん…』
『な…ッなぁ…太宰…』
『なんだい?』
『俺の事…す…ッす…き…?』
ビクビクッ
『あはッ、♡』
『そんな下らない事云わないでよ』
『…ぇ?』
『愛してるよ世界で1番…』
『だぁいすき…♡』(耳元
『ふぁッ…///』
ぎゅっ…
『……ッ♡』(寄りかかってきた…♡可愛い♡)
『ねぇ?中也は?』
『中也は私の事好き?』(耳元
ぎゅっ…
『コクコクッ…///』
『だいすき…///』
『両思いだね…♡』
『りょうおもい…///うれしぃ///』
『私も♡』
『さ…帰ろうか…』
私達の家に_…
ぜっっったいに離してやりなんかしない…
だって中也は…
私だけのもの…
色無き世界に光を与えてくれた
僕の…ッ光…♡♡♡
コメント
1件
はぁッ最後が僕になってる!?ていうことは中也好みに変えた的な?あと太宰さん男は無理ってことは中也のこと女だと思ってるってこと!?じゃあ中也はメスイキするのかな?