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ちょっと待ってそのドイツ語告白エモすぎるんだけど!!😭💕 壱月が一気に愛の言葉をドイツ語で叫んで、後で「愛音が大好き、一生そばにいて」って訳す流れ、もうキュン死必至……!しかもその後のキスシーンで「好き」しか出てこないってところが逆にリアルで胸熱すぎるよ。ずっと「好き」と「愛してる」を伝え合う未来が想像できて、もう幸せが溢れてる……!尊い!!🌸
帰宅後、夕飯の席で、今日の仕事での出来事を壱月に話した。
「へえ、よかったな。愛音らしいよ」
夕飯の唐揚げをつつきながら、壱月が笑う。
「うん。私もね、こんなにちゃんと話せたんだって思って、自信がついたよ」
そう言うと、壱月は「ほう?」とこちらにニヤリと口角を上げる。
「じゃあ……」
壱月はそう言うと、一度咳払いをする。それから――
「Ich liebe dich sehr sehr.
Ich kann mir kein Leben ohne dich vorstellen.
Ich schwöre die ewige Liebe.
Ich werde dir mein ganzes Leben widmen.
Bleib die ganze Zeit neben mir!」
――一息でそう言った。
「はぁ!?」
思わず素っ頓狂な声がこぼれた。花斗もキョトンしている。
だがすぐに、花斗はお箸をテーブルに置き、パチパチと両手を打ち合わせた。
「パパ、すごーい! えいご、ペラペラ!」
感動する花斗に、壱月は得意げな顔をする。
でも、私は気づいた。
「それ、英語じゃないよね?」
一人称は〝アイ〟じゃなかった。つまり、それは絶対に英語ではない。
「ははっ、バレた」
壱月はケラケラ笑って、「ドイツ語」と付け加えた。
「壱月って、ドイツ語も話せるんだ」
つい、ほおと目を見張った。
そういえば、壱月は高校時代から頭がよかったなと思い出す。
けれど、壱月が自分とは違う種族の人間であることを思い知らされたようで、ちょっとだけ悲しくなる。
つい俯くと、壱月の大きな手が私の頭に伸びてきた。
「俺、幼い頃に少しだけドイツに住んでたことがあって。いまだに向こうに親戚もいたりして、だからドイツ語喋れるんだ。これは、そういうことだから」
「なにそれ、初めて知った!」
驚く私に、壱月は眉を潜めて微笑んだ。
「悪い。言ってなかったな」
だけど、それは壱月が悪いわけじゃない。
私はううんと、首を横に振った。
「壱月の親戚って、グローバルだしお金持ちな方が多いよね」
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そう言うと、壱月は「そうか?」とキョトンとする。
結婚して一年も経つのに、まだまだ壱月のことを全然知らない。
でもそれは、これからもっともっと壱月のことを知る時間があること。
それも、きっと幸せな未来だ。
「ねえ、パパ」
「ん?」
花斗が急に壱月を呼び、壱月が首をかしげた。
「さっきのえいごじゃないやつ、パパはなんていったの?」
「んー、それは……秘密」
壱月は人差し指を唇に当てて、にっこりと微笑む。
花斗は「ずるいー」とぶーたれながら、唐揚げを口いっぱいに頬張った。
*
「ねえ、あれ、結局なんて言ってたの?」
壱月は花斗と風呂を済ませると、そのまま花斗を寝かせてくれた。
私はのんびりとファッション雑誌に目を通しながら、戻ってきた壱月に声をかける。
「ご飯のときのドイツ語。やたら早口だったけど、なんて言ったのかなーって」
すると、壱月はソファに腰掛けている私を後ろから包むように、私の首元に手を回してきた。
「知りたい?」
耳元で囁かれ、身体がピクリと震える。
こくりと頷くと、壱月は私の頬にちゅっとキスを落とした。
「『愛音のことが大好き、愛音のことがとても大事、一生そばにいてください、生涯愛し抜きます』と、言った」
え? と振り返ると、唇に壱月の温もりが触れる。
「そのくらい、愛音が好きなんだ」
囁かれ、胸が高鳴る。
「私も、好きだよ。……すごく、すごく」
そう言うと、ソファの背を飛び越えた壱月が私の隣にやってきて、奪うように唇を食む。
やがてそれは舌が絡み合い、私の全てを奪っていくような情熱的なキスに変わる。
「あー、ヤバいな。好きだ」
壱月はキスの途中にそう言って、再び私の唇をふさいだ。
どんなに大人になったって、あふれ出した愛しい気持ちを表現する時の語彙力は、付き合いたての中学生みたいになってしまう。
『月が綺麗ですね』みたいな高尚な表現は、咄嗟に出てこない。
だからきっと私たちは、おじいちゃんとおばあちゃんになっても、いつまでも「好き」や「愛してる」を伝え合うんだと思う。
「キスしてるのに、なに考えてるの?」
唇を離した壱月が、自分の額を私の額にコツンと合わせて言う。
「壱月と過ごす、幸せな将来のこと」
言いながら幸せがあふれ出して、ニマニマと頬が緩んでくる。
「それも嬉しい。だけど今は、直近の未来のことを考えてほしいんだが?」
目と鼻の先の距離で目が合う。
彼の瞳には、情熱の炎が灯っている気がする。
「壱月……」
愛しい名を囁くと、磁石のように唇が重なり合う。
「なぁ、いいか?」
頷くと同時に、ソファに押し倒される。
降ってくる壱月からのキスの嵐に、頭の中が「I love you」でいっぱいになる。
「壱月、愛してる……」
「俺も」
そんな甘い言葉を囁き合いながら、私と壱月は甘い夜を過ごした。