テラーノベル
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第2話です読みづらいところなどあったらすみません。では、どうぞ。
第2章:消えた凶器の謎翌朝、吹雪は収まったが、警察が到着するにはまだ数時間がかかる見込みだった。神崎は氷室の許可を得て、現場の本格的な調査を開始した。被害者である阿久津のデス・タイムは、胃の内容物や直腸温度の推移(ただし室温がマイナス30度である点を考慮した補正が必要だった)から、昨夜の午後11時から12時の間と推定された。アリバイを確認すると、全員が微妙な状態だった。氷室所長:自室で研究データの整理をしていたと主張。白石奈緒:体調を崩して午後10時には就寝していた。神崎と玲香:ゲストルームで翌日の講義の打ち合わせをしていたが、午後11時半頃に一度、それぞれ自室に戻っていた。「神崎先生、本当に密室なんて可能なのでしょうか?」玲香が現場の床を調べながら尋ねた。「科学の世界において、不可能な現象は存在しない。あるのは、まだ説明のつかない法則だけだ」神崎は阿久津の遺体の胸元をじっと見つめていた。「玲香、この傷口をよく見てみろ。不自然な点がないか?」「ええと……綺麗な切り傷ですが、傷口の周囲が少しふやけているような、あるいは水に濡れたような跡があります。でも、室温はマイナス30度ですよ? 血液が凍ることはあっても、水が液体で存在するはずが……」「そうだ。そしてもう一つ」神崎は床の一角を指差した。そこには、ごくわずかな「塩分の結晶」が白く浮き出ていた。「氷室先生」神崎は振り返り、所長を呼んだ。「この実験室で、最近大量の『重水(じゅうすい)』または『塩化カルシウム水溶液』を使用しましたか?」氷室は一瞬目を見開いたが、すぐに首を振った。「いや、重水は高価だし、この部屋での実験には使っていない。塩化カルシウムは路面の凍結防止剤として外に置いてあるが、室内に持ち込む理由はないな。それが何か?」「いえ、少し気になっただけです」神崎は不敵な笑みを浮かべた。彼の頭の中のパズルが、科学の法則によってピたりと噛み合い始めていた。「敷島、全員をラウンジに集めてくれ。実験を始める」
コメント
1件
第2話、めっちゃ面白かったです!🔍✨ 前回の続きで密室殺人の謎が深まってる…!傷口がふやけてる&塩分の結晶って、マイナス30度じゃありえない現象が起きてるのがゾクゾクする…。神崎先生の「不可能は存在しない」の台詞もカッコよすぎて推せる!😭💕 科学ミステリーの緻密さがたまらないし、玲香との掛け合いもワクワクします。次の展開気になりすぎるので続きも楽しみにしてます!📖💫