寧々said
相「お前、もし爆発してたら飯田や会場にいる奴ら全員死んでたぞ。お前も危なかった」
『本当に、助かったよ。ありがとな、イレイザー』
イレイザーのおかげで、我に帰った
頭の痛さも、少し治った
『ごめんな、飯田。迷惑かけて』
飯「いや、俺はなんともないから心配するな」
そう言いながら、飯田は近づいてきた
『そっか、、、、、さて、再開するよ!!、、、、、、グッ』
が、私はふらつきながら立ち上がろうとしたけど、膝をついた
飯「、、、、、白虎くん?」
体力を使いすぎたな
だけど・・・
『負ける、、、、わけには、、、、。』
負けられないという、明確な理由は存在しない
けれど、勝たないといけないんだ
昔から、妹たちを守るために強くならなければいけなかった
負けてはならぬ
体が悲鳴を上げても、動けるのなら、まだ生きているのなら
立て、戦えと
自分に言い聞かせてた
だから、負けるわけには
『いかないんだ!!』
飯「!?」
しっかりと立ち上がり、飯田の方へと走って向かう
『アグラデュース・オゼオ!!』
炎を取り込んだ嵐を巻き起こす技
巻き込まれれば切り刻まれ、かわしたとしても炎に焼かれるという範囲の広い技
飯「グアッ!!」
飯田は、竜巻に吹っ飛ばせれて場外に出た
ミッド「飯田くん場外!!よって白虎さんの勝利!!」
先程まで静まり返っていた会場が、ワッと盛り上がる
私は、飯田に近づき
『ごめん、力入れすぎた。大丈夫?』
飯「体を強く打って動けないようだ」
『ごめんね。ちょっと待ってね』
私は、飯田の手を握った
『ヒールウォーター』
手のひらから、水を出し飯田の体を包み込む
飯「!?」
『動かずじっとしててね』
少し時間が経ち、水は消えていった
『これは、一時的に傷を癒える技だから時間が経てばまた痛くなるの。だから、保健室に行こっか』
飯「ありがとう。助かったよ」
『じゃあ、行こっか』
飯「びゃ、白虎くん!?何をやっているんだい!!」
私は、飯田の体を持ち上げおんぶをする
『何って、保健室に連れて行こうとしてるんだけど?』
飯「自分で歩けるから大丈夫だぞ!!」
そう言って、降りようとする飯田
『私、飯田に迷惑かけちゃったしさ、恩返しをしようと思って。だから、じっとしてて』
そう言うと、じっとしてくれた
なんとか、飯田を保健室に連れていくことが出来た
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