それは、突然だった。
「真崎(まさき)、俺さ好きな人が出来た」
放課後の教室、日直の私が学級日誌を書いていると同じく日直の 本城(ほんじょう)拓海(たくみ)が突然そんな事を口にした。
「へ、へぇ。そうなの?」
内心、気が気でない私だけど、それを悟られないよう平静を装って言葉を返す。
本城とは高校で同じクラスになり、
「俺、本城 拓海。お前は?」
「私は、真崎 唯(ゆい)」
「真崎か。よろしくな」
隣の席になった事で話すようになった。
いつだったか、ブレザーのボタンが取れかかっているのを見つけ、付けてあげた事がきっかけで更に距離が縮まり、
入学から約半年が経った今、
『クラスメイト』から『友達』に変わっていた。
本城は面倒臭がりで結構適当。
授業中は寝ていたり、漫画を読んだり、スマホでゲームをやったりと不真面目。
私はそうい***************************
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