私達だけの恋物語。【~短編小説~】
「未菜(みな)さんっ!!」
「ん?なあに」
後ろをむく。そして、ちょっぴり顔を左に傾ける。そして微笑む
私モテたいの。あ、結構モテてるけど笑
今の聞く通り、私ぃ…マジ自己中で、ぶりっこw
でもでもっ、女子にいじめられてるわけじゃないし、
私がいじめてるわけじゃない。ただ男子の人気者になりたいってだーけ笑
「あのっっ僕のこと…」
「知ってるよー、村田大智くんだよね?」
「あ。はっ、はい」
みとれてるなぁ、私に惚れた?あ無理むーりwwだってぇ、まじガリ勉じゃーん
私と釣り合うと思ってんの、?
「あのっ!!僕前から未菜さんのことが好きです!ひとめぼれでした、付き合って下さいっ」
「…ちょっと、、考えさせてもらっても…?」
「ああああああもちろんっ!!嬉しいです…」
「そんな…!ありがとう」
「そそそれじゃ、失礼しますす…」
はああ、チョッロ。クズだなw
こーゆー時は絶対興味がなくても、時間下さい、と言うのが正解
ーそして次の日
「あのー、大智くんっ!!」
ニコッとちゃんと歯を見せて笑う
「昨日はありがとね。そのことで話が…」
「はははははい、、」
「ごめんなさい。一生懸命考えたのですが…付き合えません。ごめんね」
「ああ、」
「でもっ、お友達になりたいな、って。」
こーゆー時には捨てるやつらも大事にする。今後使える日があるかもだから、ね?
まあ私にだって、本命はいるけど
「翔梧(しょうご)くーんっ!!」
「はい?」
「あの、好きです!付き合って下さいっ!!」
「無理っす」
「へ?」
「帰ってください」
「…」
はあ。後を見て、俺はそっとため息をつく
何回目だろうか、これ。俺だって、優しい曖昧な言葉で断りたい
そんなことしたら、期待される。そんなの俺も傷つくから。
…未菜が羨ましい。未菜は幼馴染みだ
実は俺あいつが好き。そんなの言えねぇけど
「翔梧ー!!あんたなんで告白されたら、すぐ振るの!?ちょー可愛い子だったじゃん」
「は?、関係ねぇだろ、未菜には…」
「もしかして…好きな人いる、の?」
「…まあ」
「それって私ー?」
あはは、じょーだん…って笑う未菜。俺はお前が…
「好き、お前が」
「あははっ!!私もっ」
ーこれは優しい塩なあいつと自己中な私だけの恋物語ー
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