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🎼　体調不良ネタ

第15話 - 🩷(看病)❤️(体調不良)

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2024年05月27日

#sxfn

#skfn

#ご本人様には関係ありません

#体調不良ネタ

睦月

🩷❤️です

ばぶい❤️さんの話

身体がだるいなって、そう思ってたのは午後からで。少し休めばいいやと思って仮眠をとったけど、大して変わらなかった。というか悪化した。

赤「あたまいてぇ…」

「らん…には言わねえ方がいいか」

今はいないから、メッセージを送るか迷ったけど、やめた。

ただでさえ忙しいのに、同居人の看病なんてたまったもんじゃないだろう。

明日はらんも久々の休み。どうせ作業するだろうけど、ゆっくりさせたい。

赤「めし…いいや、」

「ねよ、」

時計の長身が9を通り過ぎた頃、いつもは寝ないけど、今日はもう限界だった。

ベッドに入った瞬間、瞼が落ちた。

赤「…ん、」

寒い。

そう感じてしまい、夜中に目が覚めた。

赤「(らんかえってきてる…)」

いつ帰ってきたのか。

起こしてくれてよかったのに。

赤「さむ…」

「(ふとん…らんでいいや、)」

「(あったか…)」

少し暖かいらんに抱きついて、また瞼を落とした。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

桃「ん…」

「今何時…？」

「8時か…まあ寝た方かな、」

スマホで時間を確認し、起きる決断をする。

今日の予定は無いはずだから、まだゆっくりしててもいいんだけど…

職業柄、何か仕事をしていないと落ち着かない。

昨日も夜遅くまで仕事してたし…

そのせいであまりなっちゃんとも話せてないんだけど。

ベッドから動こうと身体を起こそうとすると、何かに阻まれた。

桃「ん？」

「びっくりした、なっちゃんか。」

「おはよなっちゃん」

赤「ぅん…」

桃「なっちゃんがこの時間にここいるの珍しいじゃん。疲れたの？」

赤「んーん…」

桃「なっちゃん、離して？俺作業したい」

赤「んん…やだ…」

桃「え、」

「お願いなっちゃん」

赤「…やだ、まだねる」

桃「まだ寝てていいから、俺は起きたいの」

赤「だめ、」

桃「えぇ…」

珍しく俺よりも起きるのが遅かったらしいなっちゃんの手が腰に回され、起きたくても起きれなくなってしまった。

まだ寝ると言って聞かないなっちゃんの頭を撫でていると

桃「…ん？」

「(なんか…熱い？)」

頭を撫でていない右手を背中に手を当てるとなんだか熱い。

もしかして熱あるんじゃないの。

桃「なっちゃん」

赤「ん、？」

桃「こっち向いて？」

赤「…なに、」

目があった彼。

顔が赤くて、目の焦点が合わないし、息も荒い。

やっぱり熱あるなこれ。

桃「なっちゃん熱あるでしょ」

赤「…べつにねえし、」

桃「絶対あるじゃん、もう。もしかして気づいてたの？」

赤「きのうから、ちょっとへんだった」

桃「俺が帰ってくる前から？」

赤「…うん、」

桃「もう、何で言ってくれなかったの」

赤「らん、いそがしそうだったし、いいづらかった」

桃「！」

「そっか、気使わせちゃったんだね」

「熱は？測った？」

赤「はかった…」

「さんじゅう…ななどはちとか、」

桃「うーん、地味にきついやつかぁ…」

「寒い？暑い？」

赤「さむくはない…けど、のどがちょっと、」

桃「そっかぁ…」

寒くないと言っているので熱が上がる心配はなさそうだ。

とは言っても、看病はした方がいいだろう。

必要なものだけでも取りに行きたいな。

行かせてくれるかなこれ。

桃「なっちゃん、俺いろいろ取ってきたいから離して？」

赤「…やだ、」

桃「なっちゃんお願い」

赤「やぁだ、いかないで」

桃「もう…」

予想通り行かせてくれなかった。

さてどうやってここから抜け出そうか。

せめて水だけでも飲んで欲しいんだけど。

桃「んー…じゃあ一緒に行く？」

赤「…いっしょ？」

桃「そう。一緒。」

赤「いく…」

桃「ほんと？起きれそう？」

赤「ん…」

一緒に行く提案をしてみてよかった。

先にベッドから降りてなっちゃんの手を取る。

自分の力で起き上がれるほどの体力はあるようで。

桃「よし、行こっか」

赤「ぅん…」

桃「しんどかったらすぐ言ってね？」

「じゃあしゅっぱーつ」

手を繋いでゆっくりと歩く。

目指すはソファー。そこに寝転がってもらえたらベスト。

桃「はい、とーちゃく」

「なっちゃんここ寝転がれる？」

赤「ん…？んん…」

先ほどよりもふわふわした返事が返ってきた。

まぶたも落ちてきていて、今すぐにでも寝そう。

寝れるなら寝てほしいんだけどな。

桃「なっちゃん、眠い？」

赤「ぅん…ねむい…」

桃「じゃあ寝ちゃいな？」

赤「ん…」

「らん…？」

桃「ん？」

赤「て、ぎゅってしててぇ…？」

ゆっくりと伸ばされた手。

こちらを伺う不安そうな顔。

心を奪われたのは一瞬。

俺はすぐに伸ばされた手を掴んで、彼と視線を合わせた。

桃「大丈夫、ここにいるよ」

「寝れそうなら寝ちゃいな？」

赤「ぅん…」

完全に瞼が落ちた。

“ここにいる”と言ったが寝てる間にお粥とか作っておきたい。

先ほど握った手を離し、俺はキッチンへ向かった。

＊＊＊

桃「うん、いい感じ」

久々にお粥作ったけどなかなか上出来だろう。

あとは冷めるのを待つだけかな。

その間に薬でも探しておこう。

桃「薬…どこにやったっけなぁ…」

赤「らん…？」

桃「あれ、なっちゃん」

「ごめんね、起こしちゃったかな？」

赤「…よかった、」

桃「えっ、ちょっ、なっちゃん？！」

急に現れたなっちゃん。

何やら俺のことを見て座り込んでしまった。

体調も悪いだろうし、無理してしまったのかな。

桃「どうしたの？寝ててよかったのに」

赤「…らんが、」

桃「？」

赤「らんが、いなかったからぁっ…」

「おいて、かれたの、っ、かなって、こわくて、」

桃「俺のせいかぁ…ごめんね、」

「お粥作ってたの。食べられそう？」

赤「たべられる、」

桃「ん、わかった。ソファー戻れそう？」

赤「もどれる、」

桃「すぐ行くからね」

不安にさせちゃったみたい。

早く薬探して戻らなきゃな。

＊＊＊

桃「ただいま」

赤「…おそい、」

桃「えぇ、ごめん」

「起き上がれる？」

赤「できない、」

桃「んー…じゃあ手伝うから起きれる？」

赤「…できる」

寝転がるなっちゃんに手を貸し、起き上がってもらう。

繋がった手からも熱を感じて、もしかしたら熱が上がってしまったのかもしれない。

桃「はい、お粥。食べられる分でいいからね」

赤「…」

桃「なっちゃん？」

赤「…たべさせてくれねえの、？」

桃「え、」

お粥の入った釜ごと渡しても受け取らないなと思っていたら、食べさせてほしいみたい。

火照った顔で、不規則な呼吸して、普段は言わないわがままを言って。

そんなことされたら叶えてあげるしかないじゃん。

桃「しょうがないなぁ、ほら、あー」

赤「んぁ…む、」

「ん…うま、」

桃「よかった、まだ食べられる？」

赤「たべる、」

桃「はい、あー」

赤「もういらねえ、」

桃「よかった、結構食べられたね」

「薬飲めそう？」

赤「…のむ、」

桃「ん、」

「はいこれ」

赤「ゔぇ…にが…」

桃「よく飲めたね、えらい」

「寝れそう？」

赤「らんがねかせてくれるなら」

桃「えぇ？しょうがないなぁ…」

「ほら、横になって」

赤「ん…」

「らんも、」

桃「俺もぉ？」

「俺はいいよ、眠くないし」

赤「だめ、またどっかいっちゃう」

桃「行かないよ、どこにも」

「ちゃんとここにいるよ」

赤「そういってさっきいなかった、！」

桃「んー…まあ俺が悪いしなぁ…」

「今日だけだよ？」

赤「よっしゃ、」

「こっち、」

そう言って自分の隣を叩くなっちゃん。

入ってこいということだろうか。

それならお言葉に甘えよう。

桃「じゃあ失礼します」

「んー…なっちゃん熱いね、熱上がっちゃったかな」

赤「ん…」

桃「起きたら熱測ろうね」

赤「ぅん…」

「らん…？」

桃「ん？」

赤「あり、がと、」

桃「えっ」

「なになっちゃん、デレ期？」

赤「うるさい、ねつのせいだから」

「…ねる」

桃「も〜照れないでよ〜」

「ふふ、おやすみ」

起きた頃にはこんなこと言ったの忘れてるんだろうなぁ。

そう思いながら、俺の胸の辺りに顔を埋めたなっちゃんの頭を撫でた。

この2人いいですよねぇ…

この作品はいかがでしたか？

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4件

最高すぎる😭👏✨ リクエストで、みんなシェアハウスしてて、いるまちゃんが体調不良でみんなが看病するのがみたいです！！(体調不良といったら嘔吐表現！！) お願いします🙏

これって、なっちゃんが起きた後みたいな、番外編できますか？

リクエストで、🩷くん体調不良で看病みんなってできますか？(🩷くん高熱でお願いします！)

睦月

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