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──「じゃあ もう壊していいんだな?」
その言葉を皮切りに 空気が変わった
夜 また同じ部屋 同じソファ
だけど 今夜は何かが違う
「うっしー 今日はもう逃がさへんで?」
レトルトがベッドの端でにやりと笑い
その背後でキヨが手錠をくるくる指で回してる
「いや ちょっと待てって なにその物騒なもん持ってんだよ」
「壊すって言ったの うっしーだよな?」
「い、言ってなんかない!!」
ガッチマンの声がやけに低くて
牛沢の背中に冷たい汗が流れる
「待てって…ほんとにやばいってお前ら…!」
けどもう遅い
両手首がベッドに縛り付けられて キヨの唇が耳を這う
「今夜はさ うっしーが何回泣き叫ぶか 数えてみようぜ」
「泣かすん得意ですからね 俺」
レトルトの指が粘つくローションを取り出して
敏感なとこをとろとろに溶かしていく
「や…やだって…動けねぇのにッ…ッ」
「その方が興奮するでしょ?」
ガッチマンの声が真横で落ちると
ぶるっと牛沢の全身が震える
「お前らほんと…っ やりすぎなんだよ…ッ」
「黙って感じてろ」
強引に足を開かされて
奥の奥まで穿たれて
痛みと快感が混ざり合って 意識が溶けそうになる
誰の声かももう分からない
何度イかされたかももう覚えてない
それでも 彼らは止まらない
「うっしーの全部 俺らだけのもんだからな」
──心も身体も とことんまで
牛沢は この夜 本当に壊された