そこからはベッドに移動し、久しぶりに翔太を繰り返し愛した。今夜の翔太はいつもよりも大胆で、積極的だった。そして、胸が切なくなるくらいに可愛かった。
💙「ひかる……ひかる……好き」
💛「ん……翔太………俺も好き」
両手をしっかりと繋ぎ、前から動いた。やがて苦しそうに口を結ぶと、俺の腰の動きに合わせて、透明な潮を吹いた。
💙「あっ、あん…あっ……とまらない…」
はぁ、はぁ、と荒い息を繰り返す翔太の額にキスを落とす。 次は唇に、と思ったら、また、翔太は涙を流している。
💛「どうした?」
ようやく俺も柔らかい声で聞くことができた。翔太はぎゅっ、と俺を抱きしめ、顔を胸に埋めた。
💙「こわい」
💛「怖い?」
💙「俺、もう照なしじゃ、生きられない」
💛「翔太」
💙「俺、もともとはこんなんじゃなかったろ」
💛「嬉しい」
💙「カッコ悪くない?」
💛「可愛い。好き」
翔太はなおも泣く。小刻みに震える白い細い身体が愛おしい。
💙「お前より年上なのに」
💛「可愛い」
💙「ちゃんと聞いてる?」
溢れたしょっぱい涙を舐めて、頭をよしよしと撫でた。
💛「愛してる」
💙「もうっ……」
最後は泣き笑いになって、それでも唇を噛んで俺を睨んだ。その表情にはもう険しさは微塵も残ってない。ただただ恋に落ちた可愛い大きな目があるだけだ。
💙「もっとかまえ」
💛「うん」
💙「もっと好きって言え」
💛「うん、好き」
💙「俺だけを見てろ」
💛「見てる」
💙「足りない。もっとだ」
💛「ごめん」
💙「照、好きだ」
💛「うん」
俺はその日以来、翔太を放任することをやめた。いつも腕の中において、遠慮なんかしないで愛していこう。翔太が意外に重たい愛を好むことが、俺には堪らなく嬉しかったのだった。
おわり。
コメント
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意外と重い愛が嬉しいしょっぴー可愛すぎ😍 ベストカップルだわ💛💙