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(───あぁ、そっか・・・)
朝起きてルフィくんの顔がいちばんに目に入る。
まだ寝てる彼の頬に触れて、ふにふに触る。
「・・・伸びるんだっけ」
みょん、と引っ張ってみるけれどもちろん伸びるわけがない。
左目の下の傷は、ある意味勲章。
自分でナイフぶっ刺しちゃう辺り、彼らしくて話を聞いたときは笑ってしまった。
(・・・全然起きないな)
休みだし二度寝しちゃうか、と目をつぶりかけたとき。
「・・・肉ゥゥ~・・・」
「うわっ、」
ぎゅーっと抱きしめられた。
(・・・近い近い近い近い・・・!!!)
ルフィくんの胸に顔を埋めるかたちで抱きしめられ、逃げようにも力が強くて逃げられない。
「おれの肉~・・・」
「・・・誰が肉だコラ」
むに、と強めの力で頬をつねってやる。
「・・・ゔ、」
「おはよう」
「ん?アレェ?おれの肉は・・・!?」
「寝ぼけてるでしょ」
寝起きすぐのルフィくんは、声がかすれててちょっとセクシー。
「肉ねェのか・・・。まぁいいや、○○で」
「そこ妥協すんな」
そう言いながらも首元に埋められた彼の頭を撫でる。
「・・・ッ!?ちょっと、」
「ん゙~、」
はむ、と首を噛まれて変な声が出そうになった。
危ない危ない。慌てて手で口を押さえた。
「なんかすげェいい匂いすんぞ○○」
「シャンプーかな」
「おれも同じの使ってんのにか?」
「あぁ、そっか」
同じの使ってんのか、そっか。
思わずにやけてしまったのは、仕方がないと思う。
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