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「───なぁ、」



「ん?・・・ん!?」






いつの間にか、視界にはルフィくんとその後ろに天井。






(・・・あれ!?いつの間に!?)






「・・・ちょっと待って、え?」



「なんだ?」



「いや、なんだ?じゃなくて」






シレッとなにしてんだ、と思わずツッコむ。






「最後まではしねェ!・・・多分」



「多分かよ!あと最後までとか言うな!」






穢けがれを知らぬ少年のままでいてくれ!


彼もそういう年頃だろうが、昨日までとはまるで違う男の顔。




ふに、と唇に柔らかい感触を感じたあと、服の裾から手がするりと入ってくる。






(・・・あ、コレヤバいやつだ)






「・・・ッんぅ、」






(・・・なんでこんな上手いの!?)






完全にペースを持っていかれ、唇が離れる頃にはもう私はほぼ酸欠状態で。






「・・・ッだぁぁあ!!!

ダメだ、これ以上するとおれ止まんなくなっちまう!!」



「それは、しんどいです・・・」






体力馬鹿だもんね、と息も切れ切れに笑う。


でもまさか、ここまでしてやられるとは。



そりゃあ海賊だし、それなりに経験はあるだろうし。

・・・こんな上手いのに初めてなわけないし。

私も初めてじゃないしそこは別に気にしてないけど。



枕に顔を埋めてなにやら叫んでいるルフィくんの髪をくしゃりと撫でる。






(───年下男子、ヤバいなこりゃ)






可愛いかと思えば急にかっこよくなるし、甘えてきたかと思えば急に男の顔。






「◎※△✕□〆~!!!!」



「・・・何言ってんの?」






足までバタつかせはじめた彼の背中を、落ち着けという意味で撫でてやるのだった。






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麦わら少年拾いました

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