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小学4年生の頃
俺は親友が何人かいた。たった数人だけど、
そのうちの1人。
その子はいつもしっかりしてた。
勉強や成績、スポーツも優秀で
いつも周りから頼られてた。
ただ、その親友が耐えられないことがあった。
’’虐待’’ そう。俺は1人の親友を失った。
そんな、俺の大好きだった
親友のお話をしようと思う。
出会いは公園だった。
小学1年生の頃。
俺は弱虫だった。親から虐待され、
班長や親に殴られ、クラスではいじめを受け
冬の真っ暗な夜。
俺は1人公園で泣いていた。
気づいたら、隣に同級生(親友)がいた。
少しお話して分かった。
まさかの同じ学校だった。
俺は密かに言った。
「どうしたらいいんだろうね」
親友は答えた。
「気づいてあげれなくてごめん。」
「あたしがそばに居るから安心して。」
そう。そこから俺達はいつの間にか
’’親友’’になった。
小学4年生の夏。
彼女は密かに息を引き取った。
精神的な追い込みによる、自殺だった。
俺は自殺することに気づけたかもしれない。
【自殺する前日】
彼女はいつも通り学校に来ていた。
その時の曜日は金曜日。
まさに仕事が一気に飛んでくる日だった。
彼女は先生に声をかけるといつもこう言った。
「ありがとうございます😊」 そう笑っていた。
でも、初めて彼女の顔を見て、俺は気づいた。
’’この子の笑顔、少し不自然だなぁ’’と
俺は彼女に対して声をかけた。
「無理してない?💦大丈夫?」
彼女は言った。
「多分大丈夫!」
そう、彼女が無理する時の口癖だった。
その日の帰り。彼は俺と帰っていた
彼女は呟いた。
「あたしがもっとしっかりしてれば……」
俺が彼女の顔を見たら、微かに泣いていた。
「全部自分のせいじゃないでしょ、!」
俺は自然と口からその言葉が出ていた。
彼女は言った。
「ごめん、やっぱなんでもない、!」
「親に怒られるから先帰るね」
「またどこかで会おう!」
俺はここで止めるべきだった。
’’またどこかで会おう’’
そう。彼女から聞いた最後の別れの挨拶だった。
【その日の夜】
俺は彼女の家を訪れた。
【彼女は既に自殺していた。】
両親はまだ帰っていない。
ショックだった。
「俺は気づいてやれなかった。」
「助けてあげれなかった。」
その後悔で胸がいっぱいだった。
俺は救急車を呼んだ。
’’死亡が確認されました’’
俺が医者から聞いた言葉だった。
涙はもう出なかった。彼女の葬式でも。
ここから、俺は
’’感情’’を失った。
最後に彼女がいた証として
〖俺は辛くてもずっと笑顔でいる〗
そう決めて、作り笑顔をみんなに見せる
よく言われた。
もえちゃんって面白いよね笑
しかも’’可愛い’’よね。
自分の心に棘が刺さる言葉だった。
「可愛い」
俺は確かに女性だけれど、
男性になりたかった。
だから
「かっこいい」
と言われる方が心から嬉しかった。
でも周りから
’’可愛い’’を求められているのなら
その可愛いまで到達しないといけない。
また心が辛くなった。