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クリスマス当日
ちびちゃんさん 「天翔様ー!」
僕 「ちびちゃんさん!」
ちびちゃんさん 「今日はクリスマスですよ!」
僕 「えっ!?もうですか!?早いですね!」
僕達の日常はあっという間だった。
6月に出逢って、半年が経った。
僕はちびちゃんさんとお別れするから、嬉しいのか嬉しくないのか曖昧な感情になった。
ちびちゃんさん 「天翔様!せっかくだから一緒にクリスマス過ごしましょう!」
嬉しそうに笑う彼女は、いつもと変わらなかった。
僕 「良いですね!ありがとうございます♪」
ちびちゃんさん 「よーし!今日はいっぱい想い出振り返るぞ!」
そう言ってタブレットを取り出して僕に見せてきた。
ちびちゃんさん 「天翔様と初めてお逢いしたのが、6月でしたね〜最初は感激したん
ですよ!こんな素敵な小説を作れる人が居るんだって!」
僕 「ありがとうございます♪そう言ってもらえて嬉しいです♪」
ちびちゃんさん 「それから何となく仲良くなりましたねー!それで私が小説を書きたいって
お願いして書かせてもらって!天翔様が誘ってくれたんですよ!神友になりたいって!」
僕 「…」
あぁ、そう言えばそうだったなぁ。
僕が勇気を出して声をかけてから、毎日楽しかった。
本音を隠さず、嫌な事は嫌だって言う人だったから、頼られてたって実感出来た。
それからも飽きるくらいの量の小説を書いてまで、神友の立場を守ってたね。
本当に…しつこいくらいに関わってくれたんだな。
僕 「ちびちゃんさん…あの…僕は…離れてもずっと神友で居たいです。
僕の我儘、聞いてくれませんか?」
ちびちゃんさん 「なんですか?何でもどうぞ!」
僕 「また、逢ってくれますか?」
僕がずっと聴きたかった事。
ちびちゃんさんが、いつか僕の事忘れちゃうんじゃないかと思って。
ちびちゃんさん 「ふふふ、何言ってるんですか!逢うに決まってますよ!寧ろ早くまた
逢いたいので!だから、大丈夫ですからね。神友からのお願いですから!」
笑顔を見せるちびちゃんさんの眼には涙が浮かんでいた。
それを見て、僕まで泣きそうになった。
まさか僕の事で泣く友達が出来るとは予想していなかったから。
よく見るとちびちゃんさんの眼を少し腫れていた。
ちびちゃんさん 「あー!楽しかったなー!全部全部宝物です!また逢うために私も
ミートピア実況で魔王を倒します!!目指せ!平和なミートピア!」
僕 「応援してますね♪最後まで一緒に戦わせてください!」
ちびちゃんさん 「はい!ちゃんと最後まで戦い抜きますよ!ってあ!プレゼント
渡さなきゃ!」
僕 「えっ?」
ちびちゃんさん 「ちょっとしたイラストです♪これが私からのプレゼントですね♪
良かった。この日まで活動を続けてくれてありがとうございます」
ちびちゃんさんの言葉が、少しづつゆっくりになっていく。
ちびちゃんさん 「29日は最後の動画を届けます♪ちゃんと言いたい事、用意できましたよ。
だから、自分のせいだなんて思わないでね?」
僕 「…はい、待ってますね。貴方の気持ちを」
ちびちゃんさん 「はい!よろしくお願いします! 天翔様!」
僕 「はい?」