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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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美華が亡くなった日から3日間。八尾は学校を休んだ。が、美華の分までしっかり生きようと心に決め、一心不乱に勉強をした。新たな目標に向かって精進しているそうだ。

津雲は、美華が亡くなったと聞いてから感情が暗くなった。そして、今まで以上に自分に厳しく勉強するようになった。

苦しい時も、辛い時も八尾は津雲と支え合いながら勉強した。頑張って頑張って……。

とにかく頑張ることしか二人には出来なかった。


時はとても早く流れ、二十年の歳月が経った。八尾と津雲の二人は医療研究者になった。

八尾は美華の病気を解明すべく、プログラマーの夢を捨て、医療研究者を志した。

津雲は美華の病気と急性心筋梗塞の関連性を研究しているらしい。

まだ解明には至っていないが、少しずつ光が見えつつあるようだ。

今でも、二人は支え合いながら美華の分まで生きている。

八尾と津雲は、向かい合って笑った。

八尾と津雲の笑顔には、美華のように太陽のような光が宿っていた。その光は、未来へと歩む強い決意だった。

八尾は研究資料を抱え、天を仰ぎながらこう呟いた。

「美華……絶対解明するからね…そこで見ていてね…」


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