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第二話
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私にとって、彼は高嶺の花でしか無かった。入学当初から輝いてて、一声かければ何人もの人が集まる。六本木のカリスマ兄弟の兄。私はそんな彼に憧れていた。と言うよりも、羨ましいの方が合ってるのかな、?
まぁ、暗い性格の私には関係ない話だ。ここで私の事について少し話そうかな。私はさっきも言った通り、暗くて誰からも話しかけられない、普通の高校生よりあまり高校生活を楽しめてないJKだった。唯一の誇り。それは自分の容姿。父の一ノ瀬裕貴は役者、母の一ノ瀬沙羅はモデルをしている。そんな二人の間に産まれてきたのが私。一ノ瀬渚。 家族はこんな私にも優しい。だからこそ愛している。そして、何より過保護すぎるのだ。自分で言うのもなんだが、私は容姿が良い。体型も太りにくいし、顔だって整っている方だ。だからこそ、両親は私を心配して私は今も、学校で陰キャとして生活している。両親の勧めでは無い。こうしたら家族が安心出来るから、全ては両親の為だった。
でもそうして行くうちに、私自身の気持ちがわからなくなっていった。
私は何を思ってこの格好をして、何を思って生活して…、そんな事を考えて、私はますます自分のことが分からなくなって行った。
そこで輝いている彼を見つけた。私自信のことを見失っている私の前に現れた人。この出会いが、私の人生を変えてくれたのかもしれなかった。
終