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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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スタート




ワンクッション






ーーーーーー


彼女と出会って数週間。


毎日が心地良かった。


彼女の話を聞いていると、自然と心が軽くなって、悩んでいたこととか、辛かったこと、全てどうでも良く感じてくる。



優愛「あのさ、、」


そう話しかけると、彼女は大きく目を見開く。      多分、私から話しかける事は、ここ数週間、出会ってから1度も無かったからだろう。




優愛「私ね、今日、、ほんとは学校休んだの。    でも、羽音と話したくて放課後ここに来た。」


そう、羽音はいつも学校の屋上に居る。

教室や廊下に居る所も見たことがなかった。



今日も、羽音に会うため、屋上に来た。


優愛「...お母さんに、何も出来ないじゃんお前って言われちゃった、笑。ほんとその通りだよね、」


そう情けない言葉を小さな声で話す。


彼女なら、羽音なら、そんな事ないよって言ってくれると思ってた。

ただ、帰ってきた返事は


羽音「ん〜、、まぁ何も出来なくても、なるようになる!!私も学校大っ嫌いだからさ!!似た者同士だね!笑」


いつも、そんな情けない話を友人に話すと、


「そんな事ないよ笑」とか、


「頑張ってるじゃん!」とか


そんな言葉をかけてくれる


でも


そんなのは私にとって鬱陶しかった。


どうせ表面上の言葉。


ただ、


羽音の共感の声に驚いた。


そして、


彼女の「なるようになる!」「似た者同士」


という言葉が


どこか心の一部を動かされたような気がした。


羽音「ていうかさー、

、人間って簡単に死ねないよね笑

死にたくなったら言って?私も行くから!笑」


そんな言葉を私にかける彼女。


驚きを隠せず、目を見開く私の顔を見て


彼女は


クスッと笑う。


羽音「そんな驚いた顔初めて見た笑

優愛も驚くのか〜!そうかそうか〜!!笑」


と、何故か満足気に話す羽音に少し怒りを覚える。


優愛「うっさいなー、

人間なんだから当たり前でしょ。」


そう言うと、彼女の表情が少し歪んだ気がした。


またあの表情。


淡い、儚げな表情をした。


私は焦って違う質問をしようとする。


優愛「あ、、、、ねぇ、、羽音。」


羽音「ん?どうしたの?笑」


優愛「羽音は今、学校行ってるの、?」


そう聞くと、羽音は私の目から視線を外し、

顔を逸らしながら答えた。


羽音「今は、、行ってない。」


驚いた。


いつも学校の屋上に居るのに、


学校の授業を受けてないと言うのだ。


優愛「え、、どういう事?」


羽音「優愛に会いたくて、屋上に居るの!。笑」


嬉しかった。

私も羽音と話したかったから。

会いたかったから。


優愛「ねぇ、嫌でも夏休み、課題が出るからさ、一緒に課題しない、?」


羽音「いいねそれ!!賛成ー!!ていうか、最近暑すぎて溶けそうだよ〜...」


先程とは違う、明るく楽しげな声で話す羽音を見て、少しだけ安心する。



あの表情はできるだけ見たくないから。


消えてしまいそうな、あの目を...ーーー。




ーーーーーー


あのさ。

やっぱオリキャラって人気無いよね。


今度d!書くから待ってて。

今こういう気分なの






泣き虫少女の好きな人

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