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吉田さんの過去です。
吉田side
これは、俺が中学2年生になってすぐのこと。
俺の クラスには転校生がやってきた。
耳はピアスまみれ、ひたいには複数の傷、薄く血が滲んだ制服…..
いわゆる不良生徒だった。
彼の名は滝口。
噂によると、彼は気分次第で人を殴り、気分次第でいじめをする奴なんだとか…
怖い…怖すぎる。
クラスの誰もが思っていた。
次第に滝口は、クラスの男子を集め、やがて大きな集団をつくっていた。
滝口の誘いを断ると、殴られるだけじゃすまないらしく、誰も断ることができなかったそうだ。
しかし俺は何日経っても誘われることはなかったため、少しほっとしていた。
しかしほっとしているのもつかの間、俺は滝口の手下だと思われるやつに呼び出された。
誰も使っていない空き教室。俺は何が起こるのかわからず、ただただその場に立っていた。
すると突然、背中からの大きな衝撃と共に、俺は視界を塞がれてしまった。そしてどこかへ連れて行かれる。
俺はすぐに悟った。
自分が……いじめの標的になってしまったのだと…
目隠しを外されると、そこは屋上のフェスンスの目の前だった。
何かわからず逃げようとしたが、手足をロープで縛られていることに気づく。
すると後ろから滝口と思われる声が聞こえてきた。
滝「よぉ。待ってたぜ。」
滝「お前ら。今日はいいもん見せてやる。」
と、周りのやつに声をかける。
周りには滝口の手下と思われる奴らが10人ほどいた。彼らは滝口の言葉に、喜ぶそぶりをする。
だが顔は笑っていなかった。
俺はそれだけでも怖かった…
何をされるかわからないまま、滝口が近寄ってくる。
そして思い切り胸ぐらを掴まれた。
💛「うッ?!…カハッ..ケホッ..なに…すんだよッ」
滝「おいおい。そんな口聞いていいのかよ。こっちはお前をこっから落とすことだってできるんだぜ。」
彼は笑いながらそういう。
俺は恐怖で言葉も出なかった。
そして突然、胸ぐらを掴んだまま、俺をフェンスに押し付ける。
俺はその勢いで、上半身はフェンスよりも向こうに出てしまった。
俺はその時見てしまった。
下を…
屋上から見るこの景色を…
きっとここからなんだろう….
俺のトラウマの始まりは。
next♡15→
ぴざぶどう。
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コメント
1件
うわっ…第3話、読んでて胸が締め付けられたよ。吉田さんのトラウマの始まりがここだったのか。滝口の手下たちの「顔は笑っていなかった」って描写がすごくリアルで、集団でいじめに加担する怖さが伝わってきた。屋上から下を見た瞬間の絶望感、想像するだけで辛い…。続きがすごく気になる!